海外サッカーファンにとっては、たまらない夏になりそうだ。2022年に引き続き来日するパリ・サンジェルマン(PSG)やイタリア・セリエAの強豪・インテル、クリスチャーノ・ロナウド擁する“中東の雄”アル・ナスル、さらにはセルティック(スコティッシュリーグ)、マンチェスター・シティ(プレミアリーグ)、バイエルン(ブンデスリーガ)など、各国の人気チームが日本で夢のような対戦を繰り広げるのだ。
海外の強豪同士の対決はレア!
「選手の年俸が急激にあがっている欧州リーグでは、もはやローカルのファンだけを相手にしていてはビジネスとして成り立たず、チームの強化もままならない。グローバルビジネスを目指すビッグクラブにとっては、日本の市場は魅力的なんです。PSGは日本でオフィシャルショップをオープンさせ、人気となっている。日本で試合を行い、ファンを獲得することは、チームの未来にとっても大きな意味を持っているのです」(スポーツ紙記者)
彼らはJリーグのチームと試合を行うほか、来日チーム同士の試合も実現。7/25のPSG vs.アル・ナスル(大阪・ヤンマースタジアム長居)、7/27のインテルvs.アル・ナスル(大阪・ヤンマースタジアム長居)、8/1のPSG vs.インテル(東京・国立競技場)は、海外でもめったに見られないような好ゲームが期待できる。そんななか、スポーツライターの上野直彦さんが注目するのは、サウジアラビアからやってくるアル・ナスル。スーパースター、クリスティアーノ・ロナウドばかりが注目されがちなチームだが、上野さんは「世界の強豪にも引けを取らない完成度の高いサッカーをするチーム」と評する。
C・ロナウドだけじゃない! 来日するアル・ナスルの注目選手
「アル・ナスルにはロナウド以外にも元ブラジル代表のMFグスタボやFWのタリスカなどが在籍しています。彼らは決してロナウド頼みのサッカーではなく、DFからビルドアップしていく質の高いサッカーをしています。ひと昔前の“中東サッカー”をイメージしていたら驚くと思います。戦力、戦術ともにPSGやインテルと大きな差はない。好試合が期待できます」
迎え撃つPSGも「どんな試合であれ、負けていい試合はない」と意気込む。
「私たちは日本での試合を単なるプロモーションだとは考えていません。ベストメンバーで来日し、ベストコンディションで試合をすることを約束します。インテルは欧州におけるライバルのひとつですし、アル・ナスルも決して侮ることのできないチームです。アル・ナスル(※アル・ヒラルとアル・ナスルによるリヤド・オールスター)とは今年1月にも試合を行い、5対4でなんとか勝利をおさめましたが、かなり熱い試合になりました。日本においても同じように熱い試合になることを期待してもらっていいと思っています」(PSG アジア・パシフィック代表 セバスチャン・ヴァゼルMD)
ピッチに立つ選手には、ビジネスなんて関係ない。ロナウドもエムバペ(PSG)もルカク(インテル)も本気で勝利を目指すはずだ。この夏、彼らのサッカーを間近で見て、その熱を感じられるチャンスがやってくる。サッカーファンならずとも見逃すわけにはいかない。チケット詳細はコチラ。