春爛漫の季節を思う存分満喫する方法としてドライブは最適だ。そんなドライブをともにしたいクルマを本誌連載「NAVIGOETHE」より紹介する。※2021年5〜7月号掲載記事を再編
ナイトドライブへ出かけたい! レクサスのオープントップモデル
仕事に追われる日常の、ONとOFFのスイッチを切り替えるツールとしてクルマを活用するビジネスパーソンは多いはず。事務的な移動もやすらぎの時間に変え、海に向かって走らせるのは無条件にテンションが上る。なかには走らずとも磨いたり眺めたりして癒やされるという嗜み方もあるだろう。
社長でありマスタードライバーの豊田章男は「愛でる」存在としてのクルマ、すなわち愛車と呼んでもらえるものであることを大事にしたいと語るが、今回はそんなクルマの最たるもの、レクサスLCをナイトドライブへと連れ出した。
LCは見るからに流麗なフォルムのスポーツカーという印象だが、そこまで求道的に速さを突き詰めたクルマではない。車格や重量もそれなりにあるぶん、内装は豪奢に設えられていて、常用することはないであろう後席も備わる。「行け」と言われればサーキットランもこなすが、それはあくまで余興。
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最先端キャデラックがお目見え! 初のコンパクトSUVと4ドアセダンの実力は??
“アメリカ”とひとことで言っても、トウモロコシ畑からN.Y.の摩天楼まで幅広い。
ではCT5とXT4という2台の最新キャデラックが体現しているのはどんなアメリカだろう? 簡単に言えば、“GAFA”に代表される、世界の最先端を行くアメリカだ。
GAFAが世界を席巻した理由は、新しい時代をつくってやろうというチャレンジスピリットが、アメリカという国に根づいているからだろう。インターネットの大変革期に周囲の様子をうかがってついていくのではなく、自分がゲームチェンジャーになるという気概を持った人たちが世界を変えた。
この2台も同じだ。過去の常識にとらわれず、独創的なデザインを纏(まと)い、最先端のテクノロジーを活用して、新しい価値観を生みだしている。
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力強くトルキーで軽妙な走り! 最新のアルピナマジックの体感値とは?
象徴的なブルーメタリックのボディに、フロントバンパーからボディサイドにかけて張り巡らされたデコライン。それらがなければ、アルピナだと気づかない人も多いかもしれない。
正式社名はアルピナ・ブルカルト・ボーフェンジーペン社(ALPINA Burkard Bovensiepen GmbH+Co.KG)。BMWのチューナーを出自とし、レースなどで数々の実績を残す。その功績が認められ、現在はBMWから正式にホワイトボディや主要コンポーネントを譲り受け、独自のチューニングを施し1台1台ハンドビルドしていくドイツの完成車メーカーとなった。
アルピナの流儀はあくまで“アンダーステイトメント”であること。これみよがしなスポイラーやウイングの類はいっさい装備しない。バンパーなどはアルピナ独自のデザインで、ラジエーターへと取りこむ空気の流れを最適化し、ダウンフォースを強めて高速安定性を向上させている。また瞬間的な最高速度には意味はないと考え、カタログに最高速度の表示はなく、実際にステアリングをきって快適に走行することができる“巡航最高速度”を表記するのが慣例。
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