市販車の先にある雲上世界はF1マシン
年末にイタリアで開催されるフィナーリ・モンディアーリ。これに招待されて初めて“真のフェラリスティ”として認められる。限定車を所有するくらいじゃ志半ば、らしい。
フェラーリは、愛馬をサーキットに持ちこみ、自らステアリングを握って走るオーナーを重視する。多くはワンメイクレース用チャレンジや、歴代レースカー(GT3やGTEなど)、サーキット専用プログラムのFXXを所有しているが、その頂点に君臨するのがF1マシンを所有すること。「F1クリエンティ」である。
マシンを買うのに数億円、走るたびに数百万単位のコストがかかる。見返りは十分。新車でもなかなか手に入りづらいフェラーリだが、望めばどんなマシンも買えて、いつでもファミリーとして迎えられるのだから。