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2022.08.23

香りで印象をコーディネート! シーンで使い分けるフェラガモの香水3選

今回は男性向けのラインナップが充実しているフェラガモの香りに注目。男性美容研究家の藤村岳が大人のための香水を紹介する、連載「オトコの”香印象”のつくり方」とは……

フェラガモの香水「フェラガモ ブライトレザー オーデトワレ」

香りで印象をコーディネートする

現在は行動制限こそなされていないが、コロナ禍で我々の「自由に動きたい」「旅したい」という欲求はなかなか素直に表せなくなった。以前のように心の赴くままに世界中のあらゆる場所へ出かけるには、もう少し時間が必要だろう。

そんな時だからこそ、フェラガモの香りで想像力をかき立て、魅力的なデスティネーションへと思いを馳せようではないか。靴が新しい世界へと連れて行ってくれるように、香りもまた、纏うだけで新たな世界へと連れ出し、新たな印象を提示してくれる。

フェラガモの香水は男性向けの香りが充実しており、そのバリエーションは豊富。エレガンス、活力、そして爽快さ、そんな生き生きとした香りが、その人自身の肌がもつ匂いと調和し、自分の印象を格上げしてくれる。

そんなフェラガモからビジネスパーソンにお薦めしたい香りを3つピックアップする。

1.都会の街歩きに最適! 「フェラガモ ブライトレザー オーデトワレ」

まずは、新作から1本。偏見や固定観念、他者との違いにとらわれず、自分らしさを表現する今の時代の男性をイメージしたという「フェラガモ ブライトレザー オーデトワレ」をお薦めしたい。現代のマスキュリンな魅力を力強く晴れやかに表現したフレグランスは、確固とした信念を持ちつつも、状況に応じたしなやかな対応を求められるこの多様性の時代にまさにぴったり。

トップの柑橘の爽やかさとほろ苦さ、ハートノートではバジルとローズマリー、そしてクラフツマンシップの象徴でもあるソフトレザーが馥郁(ふくいく)と香る。これからやってくる秋を先取りし、温かなレザーに身をくるむがごとく、街歩きのお供にしたい逸品だ。

2.気分はジャングル!?「サルヴァトーレ フェラガモ ジュングレ ディ セタ オーデパルファム」

街歩きとは対照的にインドネシア・バリ島のウブドのような鬱蒼としたジャングルのリゾートの相棒には、華やかなボトルも印象的な「サルヴァトーレ フェラガモ ジュングレ ディ セタ オーデパルファム」を試してほしい。全体はワイルドグリーンの香調で男性にも馴染み深いウッディノートにエキゾチックさや陽気なクリスピーさをプラス。ピオニーの花の香りの優しさとムスクの落ち着いた香りなど、さまざまな香りを楽しめるのもおもしろい。

また、この1本は香りの楽しみ方もセンスに富んでいるのがポイント。この香りは、「ストリエ ディ セタ」というシルクの糸(=フィロ ディ セタ)をオマージュしたシリーズのひとつで、単体でも素晴らしい香りだが、同じシリーズのほかの香りを重ねづけすることで、奥行きのある香りをコーディネートして楽しめる。

3.ビーチなら断然「サルヴァトーレ フェラガモ アクア エッセンツィアーレ」

最後に2013年に発売されたフェラガモの定番の香り「サルヴァトーレ フェラガモ アクア エッセンツィアーレ」をご紹介しよう。人々に愛される香水を作らせたらこの人の右に出るものはいないという名調香師のアルベルト・モリヤスの不朽の名作だ。

「水からインスピレーションを得た」という香りで、突き抜けて爽やか。レモンリーフやミント、ゼラニウム、ローズマリー、ラベンダー、パチョリにベチバーと男性に馴染みのある香料で構成されているのに、これほど垢抜けているのはアルベルト・モリヤスならでは。鮮烈なほどの清々しさはやはりビーチや川など水辺に行く際にぜひ纏ってほしい。近頃、観光が復活しているハワイの陽気さにも決して負けないだろう。

実際に旅へ出かけるにしても、自宅で思いを馳せるにしても、創造力を刺激してくれる香りは男性にとって頼もしい相棒。旅先でシチュエーションに合わせて着替えるように、香りもTPOに合わせて替えるのは大人の嗜みだ。その際にブランドを統一しておけば個性がブレることなく、より自身の印象を格上げしてくれるはず。

■連載「オトコの”香印象”のつくり方」とは……
第一線で走り続けるビジネスパーソンは、リラックスしたい時もあれば、気持ちを奮い立たせ、勝負に挑まなくてはいけない場面もある。本連載「オトコの”香印象”のつくり方」は、自分を効果的に演出する武器でもある香りを上手に纏い、単なる好みではなく、スーツを誂えるように、自分に合う香りを見つける指南書。男性美容研究家の藤村岳がシーン別にベストな香りを紹介する。

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TEXT=藤村 岳

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