田名網敬一の60年以上にわたる創作の集大成。初の大規模回顧展が国立新美術館で開催中

「田名網敬一 記憶の冒険」が東京・六本木の国立新美術館で開催中だ。

御年88歳、初となる大回顧展

かつて日本版月刊「PLAYBOY」の初代アートディレクターを務め、雑誌や広告を舞台にした日本のアートシーンを牽引。一方で、1960年代より60年以上にわたり、ジャンルや既存のルールにとらわれない創作活動を繰り広げ、今もその情熱が失われることはない鬼才こそが、田名網敬一だ。

大回顧展では日本の戦後文化史と密接に結びついた「NO MORE WAR」シリーズから、adidasなどのブランドやRADWIMPSらミュージシャンと協働した作品、過去の記憶や夢を主題にした新作まで、見どころ満載。

幼少期に体験した戦争や、生死の境を彷徨（さまよ）った大病を経験したことで脳内に増幅する「記憶」。作品から溢れでるエネルギーと知力に圧倒される体験が待ち受ける。

「田名網敬一 記憶の冒険」

会期：2024年8月7日（水）～2024年11月11日（月）
会場：国立新美術館 企画展示室1E
開場時間：10：00～18：00（金・土曜～20：00、入場は30分前まで）　
休館日：火曜
料金：一般¥2,000ほか