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2024.08.04

世界一美味しい日本酒とは? 全国350蔵、1000銘柄のなかから決定した【SAKE COMPETITION 2024】

「ブランドによらず消費者が本当に美味しい日本酒にもっと巡り会えるよう、新しい基準を示したい」そんな理念のもと2012年に始まった日本酒の品評会「SAKE COMPETITION」。総出品数は1000銘柄、世界最大級のコンペゆえに、ここで選ばれた日本酒は世界一の日本酒といっても過言ではない。

「SAKE COMPETITION 2024」の受賞日本酒
表彰式が行われたのはザ・ペニンシュラ東京。受賞酒と特別賞は全1000銘柄の市販酒のなかから厳密な審査を経て選ばれた。

世界最大級の日本酒コンペ「SAKE COMPETITION 2024」結果発表

去る2024年6月に開催された2024年度の表彰式にて各部門の受賞酒を発表。表彰台に上がった蔵元は、その栄誉にボトル片手に酔いしれた。

コンペの運営を行う「はせがわ酒店」代表の長谷川浩一氏は、「酒米の出来がよくなかったがゆえに、各蔵の技術がすごく上がった感がある」と全体を評した。

今回から新たに加わったシェフ・ソムリエ部門では、中華の巨匠・脇屋友詞氏、ソムリエの川野浩亨氏と大越基裕氏、ワインエキスパートの瀬川あずさ氏が審査。全員が共通して話していたのが「きれいで軽やかな味、現代のスタイルの料理によく合う」ということ。日本酒は料理のアテという時代から食中酒という時代になっているのだ。

プレゼンターの中田英寿氏は「毎年レベルが本当に上がっていると思います。これからはよい美味しい一杯をどのように手にとってもらうかが大事になってくる。味わいだけでなく、ブランディングやマーケティング、流通についてより考えていかなくてはいけない」と、今後の日本酒のあり方について語った。

受賞した蔵元の各代表は、嬉しさをかみしめると同時に、未来の日本酒に思いを巡らせ、みな新たな挑戦を誓った。

SAKE COMPETITION 2024 各部門第1位

純米酒 部門
富久長 新橋の男達の酒(今田酒造本店/広島県)

純米吟醸 部門
楽器正宗 愛山 中取り(大木代吉本店/福島県)

純米大吟醸 部門
山和Shizukudori (山和酒造店/宮城県)

Super Premium 部門
富士大観 秘蔵酒 限定大吟醸(森島酒造/茨城県)

海外出品酒 部門
DASSAI BLUE Type 23 (DASSAI USA INC./アメリカ)

ソムリエ・シェフ 賞
みむろ杉ろまんシリーズ DioAbita (今西酒造/奈良県)

最優秀酒蔵元 賞
楽器正宗(大木代吉本店/福島県)

JAL 空飛ぶSAKE 賞
東魁盛 純米吟醸 なのはな(小泉酒造/千葉県)

ダイナースクラブ若手奨励 賞
伯楽星 特別純米(新澤醸造店/宮城県)

Sakenomy Best Brand of the Year
十四代(高木酒造/山形県)

TEXT=ゲーテ編集部

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