日本ワインの飛躍が目覚ましい。なかでも年々、注目度が高まっている産地が、北海道。地形と気候に恵まれた「ワインの神に愛された土地」が最注目エリアだ。今回は、余市の「キャメルファーム ワイナリー」を訪れた。【特集 北海道LOVE!】
海の見える高台にあるショップ併設のワイナリー
風光明媚な景色に囲まれ、北海道の中では温暖な気候に恵まれた余市は、まさにワインの神様に選ばれし土地だ。
余市川を挟んだ右岸にある登地区で、1980年代からブドウ栽培が行われてきた畑を受け継ぎ、2014年に「キャメルファーム ワイナリー」が誕生。2017年に自社醸造所も完成し、2018年にはファーストヴィンテージをリリース。2021年に世界的なワイン品評会で「ピノ・ノワール プライベートリザーブ2019」がゴールドメダルを獲得し、名実ともに北海道を代表する一大ワイナリーとなった。
ドメーヌ型の一枚畑として道内でも最大規模を誇り、敷地をゴルフカートで巡るツアーも人気。余市のランドマークのシリパ岬を望む畑を見学したり、ワインテイスティングを楽しむこともできる。
初夏から盛夏にかけては畑一面が美しい緑に色づき、真っ青な海とのコントラストに気分も冴え冴え。余市の大自然のもと、果てしないワインの可能性を全身で感じたい。
余市|キャメルファーム ワイナリー
ワインショップではバックヴィンテージから限定品まで多彩なラインナップを揃える(営業時間、定休日は時期によって異なるのでHPで確認を)。ワイナリーツアー(¥5,500)も人気。
住所:北海道余市郡余市町登町1728
TEL:0135-22-7701
この記事はGOETHE2023年9月号「総力特集:北海道LOVE!」に掲載。▶︎▶︎購入はこちら