GOURMET

2022.03.29

港区で訪れたい日本料理店。大事な会食に最適な「日本料理 ときわ」、何度も通いたくなる「御成門はる」

本誌連載”仕事に効くレストラン”より港区で堪能できる絶品の日本料理の名店をご紹介。※GOETHE2021年1月号掲載記事を再編

西麻布に誕生した数寄屋造の料理店「日本料理 ときわ」

仕事に効くレストラン

秋の八寸(2名分)。鯛の唐墨和え、イクラの醤油漬け、鯖寿司、菊菜としめじのお浸し、芋茎の胡麻酢和え、柿と蓮根と焼き椎茸と隠元の白和えなど、約10種類(料理はすべて¥25,000のコースの一例)。

銀座で20年続いた名割烹『馳走啐啄(ちそうそったく)』が場所と名前を改め、リニューアル。

吉野檜や吉野杉、栗、欅などの銘木を使った店内は、ビルの中にいることを忘れるほど風格のある数寄屋造りだ。

空間とともに変わったのは、店主の西塚茂光氏が後輩の松本一樹氏を料理長に迎え、自身は客を迎える立場に徹したこと。

松本氏は西塚氏が長年の趣味とする茶事(ちゃじ)も手伝い、信頼関係で結ばれた料理人だ。

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日本料理 ときわ
住所:東京都港区西麻布1-9-7 シュウエツレジデンスII 1F
TEL:03-3405-1237
営業時間:17:00~L.O.20:15
休業日:日曜、祝日
座席数:カウンター5席、テーブル6席、個室1室(~6席)
料金:コース ¥18,000~

何度も通いたくなる! 名店の心を受け継ぐ日本料理の新鋭「御成門はる」

【画像】御成門はる

名店「くろぎ」で活躍した小川晴行氏が今年の3月にオープンした、おまかせ一本の小こ 体ていな日本料理店。約11品のコースは季節感溢れる先付から始まり、2品目には旬の野菜の「ごま和え」が続く。その驚くほどの香り高さは、ひと組ごとに炮ほう烙ろくでごまを煎り、すりたてのごまを使うからこそ生まれるものだ。

小川氏のモットーは、食材の美味しさを最大限に生かし、最もよい状態で提供すること。例えばお造りのスズキは、余分な水分を抜いてベストな食感を引きだすために、活け〆めした直後に昆布〆している。初秋の「季節の鍋」の主役となるハモは、その日の朝に〆たものを一汐し(塩水に漬け)、純粋な旨味を引きだしたものだ。焼いたハモの骨を鰹と昆布の出汁で炊いたスープは、まさに滋味豊か。残ったスープで作るおじややにゅうめんも味わい深く、至福の時を過ごせる。

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御成門はる
住所:東京都港区芝大門1-2-2 中川ビル1F
TEL:03-6809-2502
営業時間:18:00~23:00
休み:不定休
座席数:カウンター7席、個室2室(4~6名)
料金:コース ¥15,000

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