本誌連載”仕事に効くレストラン”の2021年分をまとめた第3回目。美食を満喫できる、特別な日を過ごすためや「ここ一番」のシーンで勝ちに行くためのレストランを紹介する。
予約の取れない「三谷」の新店で味わう至極の鮨
新規の場合、4年待っても予約が取れるかどうかわからない四谷の鮨店『三谷』。店主・三谷康彦氏は、「ここまでやってこられたのも信頼できる弟子やスタッフのお陰。彼らが人として深化するためにも最高の舞台を用意してあげたい」と5年ほど前、東京ガーデンテラス紀尾井町に支店をオープン。そしてこの秋、同フロアにもうひとつ極上の舞台を創り上げた。
店内には近未来的な茶室をイメージした凛と清らかな部屋がふたつ。檜のカウンターは、関東屈指のパワースポットといわれる埼玉県奥秩父・三峰神社の御神木を使用。アーチを描く天井は”永遠”を意味し、鮨という食文化のたゆまぬ進化と、店に関わるすべての人との縁に感謝の思いが込められている。
紀尾井町 三谷 別邸
住所:東京都千代田区紀尾井町1-2 東京ガーデンテラス紀尾井町3F
TEL:03-6256-9882
営業時間:12:00~15:30/18:00~22:30
定休日:水曜
席数:カウンター12席
料金:コース¥31,000~
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予約殺到! 薪直火焼きで味わう焼き鳥の新機軸
気取らずに食事と会話を楽しめる焼き鳥店はビジネス会食のニュースタンダード。
食材やコースの組み立て、お酒の種類で個性を打ちだす店が増えるなか、焼き鳥の新境地ともいえるプレゼンテーションで食好きの度肝を抜くのが、7月に麻布十番に開店するやいなや予約が殺到する『薪鳥 新神戸』だ。
レストランシーンに新風を巻き起こした薪焼き和食の『鈴田式』の系列と聞けば期待も俄然高まるが、炭よりも火力が安定しないため扱いが難しいといわれる薪の焼き鳥の美味しさは、想像をはるかに上回るレベル。
薪鳥 新神戸
住所:東京都港区三田1-10-16
TEL:非公開
営業時間:17:30~、20:30~の一斉スタート
定休日:不定休
席数:カウンター7 席
料金:おまかせコース¥13,800
※予約はOMAKASEのサイトより受付
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都立大の隠れ家、老舗仕込みの懐石料理
都立大学駅近くの住宅街に溶けこむ扉を開けると、白木のカウンターを配した和の空間が現れる。パリッとした白衣姿の店主、上江洲(うえず)直樹氏は、老舗『菊乃井』の東京店で修業し、料理長まで務めた凄腕だ。得意とするのはもちろん、折々の季節を写した京懐石。ただしここは地域密着型の店ゆえ、常連の声を反映した関東好みの要素も取り入れられている。
八雲うえず
住所:東京都目黒区八雲1-3-9
TEL:03-5726-9359
営業日:18:00~
定休日:不定休
座席数:カウンター9席
料金:コース¥14,500(完全予約制)
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人形町にオープン! 若い感性が宿る日本料理の店
小人数の会食で和食のカウンターを選ぶメリットは横並びで相手に緊張感を与えないことや、ライヴ感があり、会話が自然と弾むなど数あるが、さらに話題の新店となれば、気分もよりいっそう盛り上がる。
料理も雰囲気も潑剌としたエネルギーに満ちた『日本料理 柳燕(りゅうえん)』は、東京の肉割烹の先駆け店として多くの食好きの心を摑んでいる日本橋『おにく 花柳』の姉妹店として5月にオープンしたばかり。『つきぢ田村』で11年間修業を積んだ野呂敏人氏と日本酒やワインの知識も豊富な森藤宏氏をはじめ、若き精鋭たちがチーム一丸となって、店を盛り上げる。
日本料理 柳燕
住所:東京都中央区日本橋人形町2-10-11 KYOE PLAZA日本橋人形町7F
TEL:03-6264-9508
営業時間:17:00~22:00(最終入店)
店休日:水曜、不定休
席数:カウンター8席
料金:おまかせコース¥20,000
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