GOURMET

2021.06.26

鳥料理 それがし|五反田に通いたくなる! クセになる名物のとり辛すき焼きとは?

秋元 康、小山薫堂、中田英寿、見城 徹の美食を探求する4兄弟の偏愛レストランを大公開するゲーテレストラン大賞「ゲーテイスト」が今年も開催に! あまり知られていなくて、プライベート感十分。喧騒とはかけ離れ、密かに感度の高い人が集まるーーそんな隠れ家や穴場は、大人たるもの一軒は行きつけに持っておきたい。本当は誰にも教えたくない内緒のお店を紹介。

とり辛すき焼き

「とり辛すき焼き」。甘辛ダレで鶏のさまざまな部位や野菜を煮込み、黒酢と山椒、ゴマを合わせたタレで。締めは担々麺か雑炊を選べられる(料理はすべて¥5,500のコースの一例)。

秋元康「名物の辛すき焼きは何度もリピートしたくなる」

五反田の雑居ビル内という、ややディープなロケーション。趣向を凝らした鳥料理が楽しめる店には、訪れるゲストを“トリコ”にするという名物料理が。和食仕立てのコースを楽しむための“トリセツ”を公開する。

 場所も料理も意外性があって楽しいと思ったのが五反田の『鳥料理それがし』です。

鳥麻婆豆腐

「鳥麻婆豆腐」。日本と中国の花椒を合わせて辛旨に仕上げる。

 僕もあんまり秋元さんが言うから行きましたよ。

 そうやって、ふたりで秘密裡に情報交換をして(笑)。

 焼鳥店ですか?

 焼鳥以外を出す鳥料理のお店なんですが、コンセプト頼みじゃなくて料理も本当に美味しいと思います。初めてうかがった時にお土産でいただいた水炊きが美味しくて。北野武さんにもお薦めしたら、お店に行かれたみたい。

とり握りずし

「とり握りずし」。酢締めと漬けの2種。

 すごい影響力!

 僕は薫ちゃんみたいに秘密主義じゃないんです(笑)。

 むしろ、僕はすごいオープンですよ(笑)。水炊きが美味しいのは気になるなぁ。

 水炊きは冬限定で、通年提供している料理のイチオシはとり辛すき焼き。胸肉とかももとか、いろいろな部位が入っていて山椒をきかせたタレで食べるのが最高。ひと通り食べたあとに追加で注文したくらい。コースも5500円からでお手頃だし、鳥麻婆豆腐も旨味がしっかり感じられて美味しかった。

水炊き

水炊き(冬季限定)やとり辛すき焼きのもとは取り寄せ可。

 僕も鍋は全部お願いしました。辛くないとりすき焼きもあるんですよね。

 それも美味しい。ひとつひとつにアイデアがあって、ひとひねりきかせるのが上手いよね。それをあざとく感じさせないというのも好感度が高いです。

ーー今年のゲーテレストラン大賞「ゲーテイスト」は「秘密のレストラン」「陶酔のフレンチ&イタリアン」「美しき芸術の鮨」「職人の技に酔いしれる料理」「百花繚乱の超絶中華」「知る人ぞ知る隠れ家&穴場」「究極の肉を喰らう」がラインナップ! 完全保存版です。

 

Toriryori Soregashi

料理長の大久保富士夫氏は海外での経験も豊富。カウンターのほか、テーブル席と個室も。

Toriryori Soregashi
住所:東京都西五反田2-15-11 松岡ビル2F
TEL:03-3495-1129
営業時間:12:00~14:00/17:00~23:00
休業日:無休
座席数:28席、個室1室(~8名)
料金:コースは¥5,500~
詳細はこちら

TEXT=藤田実子

PHOTOGRAPH=土居麻紀子

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