連載「ヴィンテージウォッチ再考」の第73回は、ロレックス「オイスター Ref.6424」を取り上げる。

イレギュラーな36mm径モデル
腕時計を購入する大きな決め手となるケースサイズ。ヴィンテージウォッチならではのサイズ感として人気を集めているのが、36mm径だ。
ヴィンテージロレックスでの代表的な36mm径モデルは、「エクスプローラー」「デイトジャスト」「デイデイト」などがある。
この他にイレギュラーな36mm径モデルとして知られているのが、今回紹介する“ビッグオイスター”と呼ばれる「オイスター Ref.6424」。通常の「オイスター」が34mm径であることに対して、このモデルは36mm径であることが特徴だ。
1963年製の“ミラーダイヤル”個体で、ダイヤルのコンディションは十分な艶を保っていて申し分ない。
ディテールに関しては、アルファハンドや楔インデックスなどの凝ったパーツを採用しており、ヴィンテージらしい雰囲気を醸しだしている。
モデル名に「パーペチュアル」の文字が入っていないことからも分かるように「オイスター Ref.6424」は、手巻きモデルである。そのため、ケースが薄くて軽いことも人気のポイント。
数こそ少ないが、ヴィンテージロレックスの新定番候補として推薦したいモデルである。
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