2024年、名古屋に続々とオープンした人気時計ブランドのブティックを紹介。

名古屋が新しい高級時計の聖地になる!?
世界的な製造企業が多い愛知県だが、統計データを見ると平均年収が高く、衣服購入費も消費支出のなかで上位に入る。中核都市である名古屋の富裕層には、「派手好きだが倹約家」という気質があるともいわれており、無駄使いはしないがここぞという時にしっかりお金を使う人が多いようだ。それは高級腕時計の販売実績にも表れており、老舗百貨店には大規模な時計売り場がつくられ、全国的に名を知られる正規時計販売店も多い。名古屋人は、時計好きなのだ。
そんな折、2024年には人気時計ブランドのブティックが、名古屋に続々と展開した。
9月にオープンした「ロジェ・デュブイ 名古屋ブティック」は、革新的なデザインとメカニズムを持ち、“ハイパーオロロジー”と称されるロジェ・デュブイの世界観を存分に表現。内装は赤を使った刺激的な空間に仕上げており、入って左手にはメゾンのアイコンであるアストラルモチーフがゲストをお出迎え。奥にあるウォールナット製のハイパーテーブルでは、同社の時計づくりを体感できる特別なワークショップに参加することも可能だという。
12月には百貨店が立ち並ぶショッピングエリアに、レッド×ブラックの印象的なファサードを持つ、国内最大級のチューダーの新ブティックが誕生。日本では初導入となる最新コンセプトのバーカウンターが設置され、リラックスした雰囲気のなかで、世界のプロフェッショナルから愛されるタフウォッチの名門ブランドの哲学を味わうことができる。
また、松坂屋名古屋店の北館 5階 GENTA the Watchにある「A.ランゲ&ゾーネ」のブティックが、10月に直営化されたのも大きなニュースだろう。同社は徹底的な手仕事が特徴であるため生産本数が極めて少ないが、本ブティックは直営のメリットを生かして品揃えを充実させており、時計に精通するウォッチアドバイザーがドイツ最高峰の時計の魅力をしっかり伝えてくれるのも嬉しい。
厳密にクオリティコントロールを行う高級時計は、基本的にどこで購入してもよいものだが、品揃えや製品に対する知識は、直営ブティックにかなうものはない。最新コンセプトの魅力的な空間の中で、最旬の時計をしっかり吟味して選ぶ。「時計を買うなら名古屋が正解!」が、2025年のキーワードになりそうだ。
1.ROGER DUBUIS|ロジェ・デュブイ
直線を利かしたモダンなデザインの「ロジェ・デュブイ 名古屋ブティック」。ガラス張りのエントランスからは、赤を印象的に使った内装も見え、ハイパー オロロジーの世界に誘う。

エクスカリバー モノバランシエ チタン

エクスカリバー モノトゥールビヨン ホワイトゴールド

ロジェ・デュブイ 名古屋ブティック
住所:愛知県名古屋市中区栄3-23-11 サカエサウスキューブ北棟
TEL:052-990-3908
営業時間:11:00~19:00
定休日:火曜
2.TUDOR|チューダー
店の内装もレッド×ブラックで統一。パートナーシップを結ぶラグビー・ニュージーランド代表「オールブラックス」などの写真も展示。迫力ある空間をつくりだしている。

ブラックベイ クロノ “ブルー”

チューダー ブティック 名古屋
住所:愛知県名古屋市中区栄3-4-15
TEL:052-243-1879
営業時間:11:00~19:00
定休日:水曜
3.A. LANGE & SÖHNE|A. ランゲ&ゾーネ
百貨店の時計売り場内に位置するブティックだが、ブラックを効果的に使うことで落ち着きのある空間をつくり、じっくりと時計に向き合える雰囲気に仕上げている。

ダトグラフ・ アップ/ダウン

A. ランゲ&ゾーネ ブティック 松坂屋名古屋店
住所:愛知県名古屋市中区栄3-16-1 松坂屋名古屋店 北館5階 GENTA the Watch
TEL:050-5785-1184
営業時間:10:00~19:00 ※営業時間および定休日は百貨店に準ずる