“欲深い”人ほど、能動的かつ積極的に行動するので毎日が充実している。つまり欲望の数だけ人生は色濃くなるのだ。時計とは人生を彩るもの。だからこそ欲望を満たしてくれる、刺激的で美しい時計が必要なのだ。トゥールビヨン編。【特集 欲望をブーストする高級腕時計】
沼落ち必至の「トゥールビヨン」
重力の影響を打ち消す高精度機構として生まれたトゥールビヨンだが、今ではその動きが、キネティックアート的に楽しまれている。技術進化とともに表現方法も拡大し、ただ回転しているだけでなく、知的好奇心を刺激したり構造美を堪能したりと、深く楽しめるトゥールビヨンが求められている。
ジャガー・ルクルトは反転ケースで裏側から機構を楽しめ、ロジェ・デュブイは浮遊するメカニズムの精緻さに触れる。どちらも、より深く時計の歴史や技術の世界を知りたくなる、そんな魅力を持っている。
1.ジャガー・ルクルト|レベルソ・トリビュート デュオ・トゥールビヨン
わずか3.9mm厚のフライングトゥールビヨンムーブメント「Cal.847」を搭載。反転ケースをひっくり返すと、ホワイトダイヤルの第二時間帯表示だけでなく、トゥールビヨンを裏側から鑑賞可能。どこからでもメカニズムを堪能できるのだ。
2.ロジェ・デュブイ|エクスカリバー チタン モノトゥールビヨン
スケルトンダイヤルに象徴的なアストラルモチーフと、卓越した技術によって成し得たフライングトゥールビヨン。この不思議な浮遊感は、創業以来トゥールビヨン機構を探求してきたからこそ可能な表現だ。
この記事はGOETHE 2025年1月号「特集:欲望をブーストする高級腕時計」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら