腕時計を身につけることは己を鼓舞し、挑戦することへのパワーを与えてくれる。そう、腕時計は男の本能を刺激し、解放する重要なアイテムなのだ。ビジネスの最前線を走る仕事人たちはいったいどんな時計を選んでいるのだろうか。今回は、IT企業経営者・岩野竜志氏のコレクションを紹介する。【特集 欲望をブーストする高級腕時計】
腕時計道楽はもういいと思いつつ、どうしても手に入れたいモデルがある
フランク ミュラーから始まった時計遍歴は、ウブロ、オーデマ ピゲを経てリシャール・ミルへとたどりついた。
「尊敬する先輩経営者がつけているのを見て、欲しくなりました。超高価なのに、そんなふうに見えない。“金のにおい”がしないところが気に入っています」
インターネット広告代理業などを手がける企業で代表を務める岩野竜志氏が現在愛用するのは、2本のリシャール・ミル。以前は年1本のペースで腕時計を買っていたが、リシャール・ミルと出合って5年ほど経ち、時計はほぼ買わなくなったという。
「今持っているのはRM 010とRM 011。腕時計って買った時は高揚感があるけど、それもすぐに収まってくる(笑)。でもリシャール・ミルは、何年使っていても気分が上がるんです」
岩野氏がリシャール・ミルを気に入っているポイントは、デザインと希少性だ。
「カッコいいのはもちろんですが、つけている人がいると話がすごい盛り上がる。経営者仲間の集まりで、リシャール・ミルがきっかけで仲良くなった人もいるくらいです」
最近は事業投資に「もっとお金を使いたい」と語る岩野氏だが、“リシャール・ミル熱”はまだまだ冷めないようだ。
「リシャール・ミルがあるので腕時計道楽はもういいかなと思っているんですが、あるモデルがすごい欲しくて、数年前にお店側に要望を入れて入荷を待っている状況です」
この記事はGOETHE 2025年1月号「特集:欲望をブーストする高級腕時計」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら