ブルガリが「オクト」「ブルガリ・ブルガリ」の新作にイエローゴールドを使う理由について、ブルガリ ウォッチ マネージング ディレクターのアントワーヌ・パン氏に聞いた。
「混迷の時代だからこそ、本物が選ばれる」
「『オクト』はエンジニアリングとデザインを完璧に融合した象徴的な作品。バランスがよく、薄くてエレガントな時計ですが、デビュー当時は賛否両論ありました。多面構造のケースは他の時計とは明らかに違って新しく、そういったものに敏感な“アーリーアダプター”が、『オクト』を評価したのです」とブルガリ ウォッチ マネージング ディレクターのアントワーヌ・パン氏は語る。
衝撃的だったから、記憶され、受け入れられた。そこが「オクト」の強みとなった。
「一方、今年50年目を迎える『ブルガリ・ブルガリ』は、“真のアイコン”です。アイコンとはあらゆる人々が求める製品であるべきですし、世代を超えた力がなければならない。初めはメンズウォッチとして生まれましたが、現在はレディスウォッチも人気。多くの人に愛され、普遍的な時計となったのです」
この“象徴”と“アイコン”の新作が今季、イエローゴールドを纏うことにも理由がある。
「ある意味で、我々は現代社会に疑いを持っている。何が正しくて何が間違っているのかわからない。だからこそ、本物を求めるのでしょう。イエローゴールドは純金に近い色であり、高級時計のケース素材の基本。ここに立ち返ることは、大きな意義があります」
「オクト」も「ブルガリ・ブルガリ」も功成り名遂げた名作だからこそ、ラグジュアリーの本質を捉えることができる。レトロで新しいゴールドモデルは、その表れだ。
オクト フィニッシモ
110面で構成される立体的なケースは繊細で美しいが、厚さはわずか6.4mmしかないため、しなやかに腕になじむ。イエローゴールドモデルはブルーのダイヤルと絶妙に融合。
ブルガリ・ブルガリ
1977年にデビューしたマスターピース。ラウンドのケースとシンプルなラグと針。純粋な腕時計のデザインでありながら、ベゼルにロゴを入れることで、唯一無二の存在となる。ケース厚を8.75mmにおさえており、エレガントでドレッシーだ。
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