2023年は、近年まれにみるラグジュアリーウォッチの当たり年。本特集ではその中でも特に、“美しい時計”を厳選。今回は、IWCを紹介する。【特集 美しい時計】
用の美を突き詰めた、圧倒的な信頼感
スイス時計が大きく発展したのは、フランスで時計産業に従事していたプロテスタント教徒が、迫害を逃れて隣国スイスに移住してきたことがきっかけ。そのためスイス時計のデザインは、どこか貴族文化の優雅なムードがある。
しかし、IWCはルーツが異なる。アメリカの時計師F.A.ジョーンズは、工業的な時計製造技術をアメリカからスイスに持ちこむ際に、水力発電施設のあるシャフハウゼンを拠点とした。シャフハウゼンはドイツ文化の影響下にあり、ゆえにIWCのデザインはシンプルで過剰な装飾がない。
近年の時計は実用品から嗜好品へとシフトしているが、やはりIWCにはどこかツール的な力強さがある。そこが魅力でもあるのだ。
パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41
1930年代から続くパイロットウォッチの伝統を継承し、航空計器を思わせるソリッドで機能的なデザインが魅力。スモールセコンドの赤針を差し色として効かせるなど、カラーリングでもひと工夫加える。
▶︎ Index
12時位置のインデックスは三角マーカーとなっている。これは極限状態でも、素早く時計の上下を判別するための仕かけだ。
▶︎ Movement
自社ムーブメントのCal.69385を搭載。巻き上げ効率に優れ、衝撃にも強いペラトンシステムを備えている。
▶︎ EasX-CHANGE®
タフなツールウォッチでありながら、簡単にストラップを変更できるEasX-CHANGE®システムを採用。時計の楽しみ方が拡大している。
インヂュニア・オートマティック 40
天才ジェラルド・ジェンタの傑作デザインを現代的にアップデートした話題作に、チタンモデルも加わった。グレーメタリックな質感に合わせてダイヤルもグレーに。ブティック・Eコマース限定。
パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41 トップガン
硬くて傷がつきにくく、光沢が美しいセラミックケースが特徴の「トップガン」モデルに、やや小ぶりな41㎜ケースを採用。より締まった印象になっている。
問い合わせ
IWC TEL:0120-05-1868