「ウブロ(HUBLOT)」から、村上隆氏とのコラボレーションにより製作された限定NFTデジタルアートが登場。2021年に発表されたコラボウォッチの所有者と、抽選の当選者(すでに抽選は終了)のみが手にできた貴重な作品は、腕時計好きだけでなくアートファンもチェックしておきたい注目アイテムだ。
村上隆とのコラボウォッチをNFTでアーティスティックに再現
今やアートのジャンルのひとつとして確立しつつある“NFTデジタルアート”。日本だけでなく世界全体のアートシーンを大きく変える可能性を秘めた、新しいアートの形として急激な発展がめざましい。そんなNFTアート業界のなかでも、特に注目しておきたい作品が2022年4月に発表された。
それが、スイスの高級時計ブランド「ウブロ」が、日本を代表するアーティストである村上隆氏と手を組み誕生した2つのNFTデジタルアートだ。
2021年に、ウブロと村上隆氏が初めて共同で発表したウォッチシリーズ「クラシック・フュージョン タカシムラカミ オールブラック」と「クラシック・フュージョン タカシムラカミ サファイア レインボー」。村上氏のアート作品やスーパーフラット芸術運動を代表する「お花」をモチーフに、200本と100本の数量限定で発売された2つのウォッチは、いずれも数日のうちに完売したという。その貴重なモデルからインスパイアを受け、今回、新たにNFTデジタルアートが製作された。
「オールブラック」をベースにした作品を216点、「サファイア レインボー」を再現した作品を108点の数量限定で製作。ジュネーブでの「ウォッチズ&ワンダーズ」で発表された後、ロンドンやニューヨークのタイムズスクエアで、ポスターや建物へのプロジェクションなどのPRを行ったことで、世界中から大きな注目を集めた。
村上氏は、今回のコラボレーションに関して、「ウブロとの一連のコラボレーションを、日々進化するNFTのような新しい技術を用いて芸術的に表現し、 発信することができ、とても興奮しています。そして、それは今後の私たちのパートナーシップを発展させる自然な流れでもあり、共に未来を創り上げる喜びを感じています」と、喜びとともにこれからの期待を語った。
今後、アートビジネスを語る上で欠かせない存在になるであろうNFTは、一流ブランドや有名アーティストとのコラボレーションがさらに増えることが期待される。すでに抽選は終了してしまったが、今回のコラボレーションがこれからより価値のあるものになることは間違いないだろう。