見城徹が悶絶。デートに使いたいハイエンドな隠れ家『アズール エ マサ ウエキ』 ゲーテイスト2018

隠れ家という言葉がある意味、安易に使われるようになった昨今。 真に感度の高い人が集い、喧騒とは無縁の隠れ家はいずこに!? デートに使えば必ず喜ばれる一軒をご紹介。

ワイナリーの中にあるフレンチという設定

小山 店名にある植木さんという方がオーナーシェフですか?

見城 いや、マッシュホールディングスという、環境問題など社会貢献にも力を入れているアパレルがあるでしょう? その飲食部門が、カリフォルニアの『アズール・ワインズ』と手を組んでレストランを作ったんです。ワイナリーの中にあるフレンチという設定で。華美ではなく、シンプル。知的でハイエンドなインテリアで素敵ですよ。

ワインカーヴをイメージしたバーコーナー。

小山 『アズール・ワインズ』は、丘の景観や自然を壊さず、地下にワイナリーを作ったことで注目されていますよね。

見城 うん。シェフの植木将仁(まさひと)さんは、表参道や銀座で自分の店をやっていた方で。食材を追求して、奥行きを見せていく相当な才能と実力の持ち主。彼と、アズールと、マッシュの理念が合致して実現したレストランなんですね。だから、細部にいたるまで店に関わっている人たちの理想と情熱を感じるんですよ。

カリフォルニアのワイナリーを思わせるアーティスティックなインテリアの個室。裏導線も。

秋元 スペシャリテは?

見城 「甘美なる憂愁」かな。

小山 ???

見城 メニュー名が「太陽に抱かれて」「華やいだ微笑み」「海への悲歌」「ゆらめく微光」……って詩的なんですよ。

秋元 「甘美なる憂愁」はどんなお料理なんですか?

見城 これがユニークで。テーブルの上に紙が敷かれて、その上に車海老、柿、フォアグラのキャラメリゼとチョコレートムース、カカオニブなんかをのせていくんですよ、シェフ自らが。塩味、酸味、甘味、旨味、苦味の五味を五感で感じるには皿も外したほうがいいんじゃないかって考えたんだって。

小山 面白いですね。

見城 驚きもあるけれど、小手先の演出ではなく、いろいろな食材を微妙な加減で組み合わせて見事なひと皿に仕上げています。

小山 何皿くらいあるんですか?

見城 デザートまで入れて11皿。ジビエも多いですよ。自然に寄り添って季節を表現するシェフだから。すっぽん、鰻も天然でしたね。魚は、ご出身の金沢はじめ、淡路とか日本海とか。野菜も日本の伝統野菜を使っているし、器やカトラリーも日本の伝統工芸を多用。何でもこだわっています。

小山 予約至難ですか?

見城 いや、いい意味で敷居が高いから。フレンチの選択肢のひとつとして手の内に入れておくといいよ。サービスも完璧で。アズールワインがペアリングで楽しめるのもここならでは。

AZUR et MASA UEKI
TEL:03-6805-1147
住所:東京都港区西麻布2-24-7
営業時間:17:00~22:00(最終入店)
休み:日曜
席:60席 個室3室(2〜20名)

Text=藤田実子 Photograph=菅野祐二