MAGAZINE &
SALON MEMBERMAGAZINE &
SALON MEMBER
仕事が楽しければ
人生も愉しい

GOURMET

2018.03.31

由庵 矢もり|秋元康お薦めの月島の路地裏に佇む蕎麦懐石。

懐深き日本料理素材の美味しさをもっともシンプルに引きだし、 心身に染みわたるように癒やしてくれる日本料理。日本の粋を感じさせてくれる正統派から革新派までとくとご覧あれ。

由庵 矢もり

「現代の江戸蕎麦」を追求する異空間

秋元 このゲーテイストのために毎年、新規のお店を開拓しているのですが……。

見城 秋元は「時間がない」と言いつつ、いろんな所に行ってるね。

秋元 だってないんだもの、新しいネタが。僕は見城さんみたいに、ネタを隠さないしね。

見城 頑張っていただいて、ありがとうございます(笑)。じゃあお店を紹介してください。

秋元 この店は月島のもんじゃストリートから1本路地を入ったところにひっそりと佇む、蕎麦懐石の店です。周りの賑やかさとは無縁のまさに異空間。

防音材と防音サッシにより、もんじゃストリートの喧騒を感じさせない静かな異空間。

防音材と防音サッシにより、もんじゃストリートの喧騒を感じさせない静かな異空間。

小山 秋元さんにしては珍しい、ディープなエリアですね。

秋元 靴を脱いで上がるカウンター6席の小さな店で、完全予約制のおまかせコースのみ。ここが相当美味しい。店主の矢守昭久さんは「現代の江戸蕎麦」を探求している方なんだけど、そのこだわりが半端ないの。

見城 どうすごいのよ?

秋元 ご本人も無類の蕎麦好きで、店内の石臼で蕎麦粉を挽いて、目の前で蕎麦がきを作ってくれるの。いっさいの妥協がない。

「現代の江戸蕎麦」を追求する、店主の矢守昭久氏。

立ち食いから、町の蕎麦屋、老舗、個人店、自家製粉まで数々の蕎麦屋を巡り、研鑽を積んだ後に独立。「現代の江戸蕎麦」を追求する、店主の矢守昭久氏。

小山 キラーメニューは何ですか? やっぱり蕎麦?

秋元 蕎麦がきも、ざるももちろん旨いんだけれど、印象的なのは、蕎麦のサラダ仕立てかな。

見城 蕎麦で、サラダ?

秋元 きりりと冷えた蕎麦と水菜や大根など季節の野菜を和えたもので、ゴマだれ風味。食感もいいし、これが後を引く美味しさ。

小山 ぶっかけ風、という感じ? 蕎麦屋で生野菜が食べられるのはいいですね。

秋元 コースの最後は、温かい蕎麦と十割のせいろで〆るという具合。先付けや炊き合わせを含めて6800円と良心的。数年前にミシュランの星も獲得しているみたいで、応援してあげたい。ぜひ行ってみてください。

先付け。

先付け。右上から時計回りに、 ゆず巻き、芋がら、桜海老のおから、自家製こんにゃくのお浸し。どの料理も、しみじみとした滋味深い味わい。酒が欲しくなる。

蕎麦がき。

蕎麦がき。目の前で仕上げてくれるもうひとつのスペシャリテ。わずかに緑色を帯びて、香り高く、もちもちとした食感が際立つ。

ざる蕎麦。

ざる蕎麦。十割を楽しませる。※料理は一例。蕎麦懐石コース ¥6,800~

蕎麦サラダ。

蕎麦サラダ。シャキシャキとした野菜の歯ざわりと香り高い蕎麦が調和し、思わずお代わりしたくなる。

Yuan Yamori
TEL:03-6225-0633(完全予約制)
住東京都中央区月島3-9-7
営業時間:18:00~19:30(最終入店)
休み:日曜・祝日
座席数:カウンター6席、個1室(3~4名)

TEXT=粂 真美子

PHOTOGRAPH=田村浩章

PICK UP

STORY 連載

MAGAZINE 最新号

2024年6月号

ボルテージが上がる! 魂のハワイ

2024年6月号表紙

最新号を見る

定期購読はこちら

MAGAZINE 最新号

2024年6月号

ボルテージが上がる! 魂のハワイ

仕事に遊びに一切妥協できない男たちが、人生を謳歌するためのライフスタイル誌『ゲーテ6月号』が4月25日に発売となる。今回のテーマは、安息と刺激が共存するハワイ。オアフ島に加え、ハワイ島、ラナイ島と3島にわたるアイランド・ホッピングを総力特集! 知る人ぞ知る、超プライベートリゾートから、新しくオープン&リニューアルしたホテル情報、最旬グルメ、死ぬまでに一度はみたい絶景、最新ゴルフ場事情など、今知りたいハワイを完全網羅する。 表紙は、ソロアーティストとして新たな道を突き進む、三宅健と北山宏光のふたりが登場。

最新号を購入する

電子版も発売中!

定期購読はこちら

SALON MEMBER ゲーテサロン

会員登録をすると、エクスクルーシブなイベントの数々や、スペシャルなプレゼント情報へアクセスが可能に。会員の皆様に、非日常な体験ができる機会をご提供します。

SALON MEMBERになる