ルーラ|京都、築130年の町屋を改造。世界各地で経験を積んだ3人の最先端レストラン

毎年恒例のゲーテレストラン大賞「ゲーテイスト」。今回も秋元 康さん、小山薫堂さん、中田英寿さん、見城 徹の食を愛する4兄弟が集結、ここ1年のお薦めのレストラン(全52店)を教えてもらった。3店目は、日本から世界に挑戦したいと京都にオープンした、アーティスティックでプリミティブなお店。

志ある3人がすごく楽しそうに料理している姿もいい

――世界各地で経験を積み、ニュージーランドで出会った3人。ルーツである日本から世界に挑戦したいと昨年7月、京都にLURRA°(ルーラ)をオープンした。築130年の町屋を改造し、暖炉のような窯“キルン”とピザ窯の2種を使い分ける。

小山:シェフのジェイカブ・キアさん、マネージャーの宮下拓己さん、ミクソロジストの堺部雄介さんの共同経営なんです。

中田:ミクソロジストがいるって、バーも併設しているんですか?

小山:いえ、彼らは果物や野菜ほかいろいろな食材を塩漬けにしたり、発酵させたりして自家製の調味料やジュースを作っているんです。それを料理だけでなく、カクテルにも使ってペアリングしてくれます。

見城:唯一無二な感じだね。

小山:そうなんです。料理もドリンクも毎回未体験の味覚、感覚に出合えます。堺部さんはキアシェフと5年くらい一緒に仕事をしているので、どう食べてほしいかということもすごくよく理解している。料理もカクテルもいろんな要素がパズルみたいに組み合わさっていて、構成や意図の説明には「なるほどねー」と感心することばかり。

秋元:相当に手間暇がかかっているようだけど、見た目はすごくシンプルな料理ですね。隠された意図を探りながら食べる感じなのかな。

小山:そうなんです。薪焼き料理や、実験的なところもあるし、アートっぽいし、自然とかプリミティブな部分も大切にしてる。古民家を再生させた有機的な店づくりから精神の一貫性を感じ取れます。トイレが中庭の奥にあるのもいいなと。3人を象徴する3本のカエデを見上げると空が見えるんです。

見城:さすが薫堂さん、新世代の最先端なレストランをよくご存知だね!

LURRA°
TEL:050-3196-1433
住所:京都府京都市東山区石泉院町396
営業時間:17:30~23:30
休業日:日曜・月曜
座席数:12席
料金:¥25,000(サービス料別。完全予約制、受付は13:00~16:00)
https://lurrakyoto.com/

※現在、レストランの営業時間、休業日など記載の情報と異なる場合があります。ご来店時は事前に店舗へご確認ください。


Text=藤田実子 Photograph=福森クニヒロ