イチリン ハナレ|鎌倉の中華。趣とライブ感溢れるカウンターで先鋭的なチャイニーズを食す

毎年恒例のゲーテレストラン大賞「ゲーテイスト」。今回も秋元 康さん、小山薫堂さん、中田英寿さん、見城 徹の食を愛する4兄弟が集結、ここ1年のお薦めのレストラン(全52店)を教えてもらった。40店目は、秋元さんが頻繁に通う鎌倉の風情ある日本家屋。気鋭のシェフによる絶品チャイニーズをいただける。

行くたびに新しい発見がある先鋭的な絶品中華

ーー気鋭のシェフが作り上げるコースが話題となっている鎌倉の中華。そこは四川料理に軸足を置きながらもジャンルにとらわれない自由さとアイデアに満ちていた。趣があり、かつライヴ感溢れるカウンターにも注目!

秋元:美味しい中華の店があると聞くと、いてもたってもいられなくなるんですが、鎌倉の『イチリン ハナレ』は何度行っても新しい発見があります。

中田:僕も齋藤シェフの料理センスが好きです。2019年にオープンした『テクストゥーラ』もスパニッシュと中華を一度に楽しませるアイデアが面白いなと思いました。

秋元:クリエイティヴ精神とチャレンジする姿勢が感じられる料理だよね。築地の『東京チャイニーズ 一凛』も好きでかなりの頻度で通っています。カウンターならではのライヴ感があって。

見城:鎌倉はすごくしっとりした雰囲気だよね。借景を生かしたカウンターに趣がある。

小山:秋元さんがこれは絶対食べるという定番はありますか?

秋元:名物の「よだれ鶏の三段活用」はやっぱり食べたいよね。餃子と麺好きとしては、あのアイデアは画期的だと思うよ。

中田:よだれ鶏のタレがまた美味しいんですよね。花椒の塩梅がちょうどよくて。遊び心があるけどシンプルに美味しい。

見城:秋元は街場系もヌーベルシノワ系も網羅していて、本当に中華が大好きなんだなと思う。

秋元:お洒落でも豪快でもプレゼンテーションはあまりこだわらないんですが、ここの素晴らしさは先鋭的でありながら食べた時にストレートに美味しさを感じるところにある。バランス感がいいんですよね。フカヒレとか上海蟹も大好きだけど、日本にこれだけ中華が増えているからこそ、個性も大事。

見城:確かにそう。それにしても日本の中華もずいぶんと進化しているよね。僕は変わらず去年紹介した『Wreath(リース)』の中華が大好きなんだけど、何度行っても料理が創意に溢れていると思うもの。

秋元:古典的な中華も大好きだけど、ジャンルにとらわれなくてもいいというシェフの考え方も好きです。齋藤さんはコースでカッペリーニとかも出すんですよね。だけど、食べてみたらちゃんと中華。逗子、鎌倉エリアで必ず行きたい定番のお店はいくつかありますが、僕はここにも通い続けると思います。

齋藤シェフは鎌倉を拠点に『東京チャイニーズ 一凛』や『テクストゥーラ』の厨房に立つことも。

Ichirinhanare
住所:神奈川県鎌倉市扇ガ谷2-17-6
TEL:0467-84-7530
営業時間:11:30~L.O.12:30/17:30~L.O.20:00
休業日:水曜
座席数:カウンター18席
料金:コースは¥10,000、¥15,000、¥20,000
https://whaves.co.jp/ichirinhanare/

※現在、レストランの営業時間、休業日など記載の情報と異なる場合があります。ご来店時は事前に店舗へご確認ください。


Text=小寺慶子 Photograph=上田佳代子