ATSUSHIの復帰を経て再びEXILEが動きだす。メンバーがそれぞれに知見を深めて発揮する集合知。そして、EXILEと後輩たちが「EXILE TRIBE」の一員として巡らせてきた夢のかたち、LDHのパーパス「Circle of Dreams」に迫る。NAOTO編。

揺るぎない信念
三代目 J SOUL BROTHERSが15周年に当たる今年、NAOTOは多忙を極めた日々を送っている。春のWHAT IS EXILEツアーも、小林直己とともに不参加となった。
「三代目の大事な時期を頑張ることが、EXILE、EXILE TRIBE、そしてLDHを盛り上げることだと信じていたので、そこを全うさせてもらいました」
今回久々にEXILEに戻り、ある変化を感じたという。
「世界と(佐藤)大樹が頼もしくなっていました。『俺たちがグループを引っ張るぞ』という若頭的な感じというか(笑)。この変化は、EXILEにとって間違いなくプラスになっています。僕自身はEXILEでは年齢的にも真ん中あたりにいるので、けっこうのびのびと、自由にアイデアを出すことができています。三代目でリーダーとしてやっているまとめ役は、AKIRAさんやATSUSHIさんにガッツリお任せしている感覚ですね」

ダンスでつなげた輪をさらに大きくしていきたい
彼の多彩な活動の軸にあるものは、紛れもなくダンスである。将来的にダンサーたちの表現の形と場所を増やすことが、彼が実現したいCircle of Dreamsだ。
「ダンサーがステージに立つというところでは、バックダンサーが最終目標という時代がありました。ダンサーがアーティストになるというモデルケースをEXILEが実現し、ストリートやクラブシーンで踊っていた僕はEXILEから夢をもらって、アーティストとして活動できるようになりました。僕が受け取ったバトンを、下の世代に少しずつ渡せている手応えはあります。でも、まだ何かやれることはあるよなという思いから、去年ソロツアーにチャレンジしました。ひとりでステージに立って見えたものから、また次の展開を考えています」
2025年10月に開幕する世界最高峰のプロダンスリーグ「D.LEAGUE」に、今年からLDHが参戦。チーム「LDH SCREAM」のディレクターをNAOTOが務める。
「メンバー選考の最終審査で、ダンサーたちとひとつのステージをつくったことで、ダンスのパワーを改めて感じました。そこで、自分が次にチャレンジしたいことが少し見えたんです。パフォーマーによるパフォーマーのための興行を打てたら面白いんじゃないかなと。パフォーマーとしては経験を積んできたからこそ、これが次にやるべき仕事だなと思っています」
What is EXILE?
EXILEにはぶれない信念がある。パフォーマンスに賭ける想いやLove, Dream, HappinessというLDHのメッセージを、言葉だけでなく行動で示すこと。その信念があるから、形が変わってもファンの方々がついてきてくれて、EXILEとして存在できている。
NAOTO
1983年埼玉県生まれ。2009年、EXILEにパフォーマーとして加入。翌年結成された三代目 J SOUL BROTHERSのリーダーを小林直己と兼任。アパレル業、俳優業、プロデュース業、ソロ活動、バラエティ番組への出演、単独YouTubeなど、多方面で精力的に活動している。
Release Information
「Get-go!」 2025.9.27 on sale
デビュー記念日にリリースする通算52枚目シングルは、再会への喜びや感謝、未来への希望が込められた、爽快&キャッチーな楽曲。映像DISCには、ATSUSHI 893日ぶりのEXILEライヴステージ復活となった『EXILE LIVE TOUR 2025”WHAT IS EXILE”』 FINALの歴史的ライヴ映像を収録。