23万部のロングセラー『夢と金』の著者であり、今、ビジネスパーソンが追うべき人物の筆頭である西野亮廣さんの人気連載。今回は、西野さんが読者やリスナーからの質問を募って、それに応えます! 「聞いてみたいけど、聞きにくいかも!?」といった質問から、仕事の悩み相談まで…。西野さんが100%本音で答えてくれる、おもしろ回。voicyでは、他の質問にもいろいろ回答しているので必聴! 特に、生配信ではたくさんの質問に答えているので、プレミアムリスナー登録するもの良いかも。(※その他のQ&Aを音声で楽しみたい方はコチラ)
今日は【みなさんの質問に答えます】。特別編です。
第202回
仕事のことや、お金のことや、勝ち方まで――。どんな質問にも、本気で、真面目に考えて答えます!
仕事のことや、お金のことや、勝ち方まで――。どんな質問にも、本気で、真面目に考えて答えます!

事故るイベント主催者を見続けてストレスを感じますか?
【Q】
Back Stageで舞台作り&集客の厳しさを知りました。最近は一般の方もイベントをやるようになりましたが、西野さんから見ると、きっと危なっかしくて仕方がないのだと思います。事故るイベント主催者を見続けてストレスを感じたりはしますか?
【A】
毎日、料理をしているお母さんが「これ以上、塩を入れたら、しょっぱくなる」が分かるレベルで、そのイベントが、どこで、どれぐらいの事故を起こすかは明確に分かります。
でも、この連載でも散々伝えていることですが、「事故るまでは耳を傾けない」というのが経験の浅い主催者さんで、基本的には、あまり見たくない未来を何百回も見続けることになるので、気持ちの良いものではないです。
今の時点で、一つだけアドバイスできるとしたら、素人の主催者さんって、そもそもキャパを大幅に間違えていて、たとえば、東京に『ルミネTHEよしもと』という劇場があるんですけど、テレビの人気者が8組ぐらい出演して、「客席数500席のうち半分ぐらいが空席」という時があったりするぐらいです。
メディアを通じて、お茶の間に届いている「イベント」の映像は、どれも大成功者のものばっかりで、一般の方は基本、それを見て育っているから、自分がイベントをする時の規模感を間違っちゃう…というのがある。
そういう時は、「家の近所に住んでいる名前も知らないオッサンがイベントをするとしたら」という視点から、客観的に「一般人」を見て、「あれは自分である」と認識すると良いと思います。
あるいは「自分の親がイベントをするとしたら、何人集められるだろう?」と考えるといいと思います。
ミュージカル『えんとつ町のプペル』会場で、ムビチケ手売りの目標枚数は?
【Q】
「ミュージカル『えんとつ町のプペル』の会場で映画のムビチケを手売りする」とおっしゃってましたが、そこでの目標枚数はありますか?
【A】
基本的には開演前と終演後に手売りをしようと思っていて、そうなってくると、手売りできる時間が1時間かなぁと思っております。
なので、「整理券」を事前に配布する形で、基本的には「3枚以上購入」がマストで、その購入者さんとは一緒に写真を撮ることを決めていて、1組15秒だったら、1分間で4組で、60分間で240組です。
240組が3枚購入してくださるという計算でいくと、1日で720枚を売ることができて、それが25公演だから、マックスで18000枚になるわけですが、そんな上手くいかないと思うので、60%で計算して、期間中の手売り枚数は10800枚がいいとこかなぁと思います。
海外に行く時は「ビジネスクラス」ですか?
【Q】
海外に行く時は「ビジネスクラス」ですか?
【A】
いやいや、通路側の席が取れたら「エコノミー」で、「エコノミー」が真ん中の席しかない時は「プレミアムエコノミー」です。
トイレに行く時に、人の前を通るのが嫌なだけで、どのみち仕事をするから「席の狭さ」とかはあまり気にならないし、そこに高いお金を払うぐらいなら、エンタメに使いたいです。
一方で、新幹線は「グリーン車」ですね。静かだから。とにかく、仕事ができれば席は何でもいいです。
西野さんは、何にお金を使うのですか?
【Q】
四六時中仕事しかしていない西野さんは、何にお金を使うのですか?
【A】
最近は近所の古着屋さんでマイケル・ジャクソンのTシャツを買いましたが、そういえば、基本、あまりお金を使わないですね。
ブランド品には興味がないし、高級車に乗りたいとも思わないし、食事はササッと済ませたいし、まぁ、「お金を使う時間が無い」というのもあります。
ただ、普通の人に比べて大きく使うのは、海外の面白そうなエンタメを観に行く時の「旅費」や、あとは、エンジェル投資家(モノ言わぬ投資家)として若手起業家にカモにされているので、そういった彼らの挑戦に出資しています。
ただの応援なので、リターンは求めません。
大きく使うのはそれぐらい。
イラストレーターで食べていくのは難しいですか?
【Q】
イラストレーターで食べていくのは難しいですか?
【A】
面白いテーマですね。
もちろん、イラストレーターに限らず、「クリエイター」として食べていける人は一握りなので、簡単じゃないと思います。
ただ、難しいなりに戦い方はあると思っていて…たとえば、イラストレーターさんの中には「自分のオリジナルキャラクターを作って、それをヒットさせて、そこから事業を横展開していく」と考えられている方もいらっしゃると思うのですが、これは、最も難しいと思います。
よく、プロレベルに絵が上手いアイドルさんとかが自分のキャラクターを作って、展開したりしていますが、それがバズっているところって見たことないですよね?
つまり、画力と、影響力があっても、無理な時は無理で、「キャラクターをヒットさせる」というのは、再現性はほとんどなくて、実力があるのは前提として、あとは、ほぼ「運」みたいなものだと思います。
「自分のオリジナルキャラクターを作って、それをヒットさせて、そこから事業を横展開していく」と考えているイラストレーターさんは、「どこで見切りをつけるか?」ということも同時に考えなきゃいけない。
これって難しいですよね。
やっぱり、一番イイのは、イラストレーターさんの場合だと「乗る船をキチンと決めて、そこでしつこくやる」ということだと思います。
言ってしまえば、徹底的に訓練を積んで「誰よりも魅力的な孫悟空を描ける」という能力を手に入れれば、そのイラストレーターさんはおそらく生涯食べていけるわけじゃないですか?
「いや、今どき、悟空はAIで描けるでしょ」と思われるかもしれませんが、この件については先日のオンラインサロン記事でも少し触れましたが、「大手クライアントであればあるほどAIの手が入った成果物を受け入れない」という性格を持っていたりするので、ここは人間(職人)の仕事なんですよね。
「しつこさ」がすっごく大事だと思っていて、それこそ、これまでにも『えんとつ町のプペル』のイラストを描きたいという人がたくさんいたのですが、皆さん、「この船に乗ったら、ワンチャンあるんじゃないかな」ぐらいだから、まだまだ描き込んでいる量が少なくて、プロのイラストレーターといえど、線が安定してないんですよね。
表情に体温がなかったり、手首がついているのに、手首に体重が乗っていなかったり。
たぶん、素人目に見ても、「西野が描いたルビッチ」と「プロのイラストレーターが描いたルビッチ」の違いは分かると思います。
そのプロのイラストレーターさんに才能がないわけじゃなくて、単純に「しつこさ」とか「量」が足りていない。
逆にいうと、そこさえクリアすれば、「息の長いIPのイラスト担当」というポジションを取れるわけですから、勝ち目はあると思います。
最新のお知らせ
NEWS! 【西野亮廣講演会が決定】誰よりも早く、西野亮廣の次なるビジネス書の内容を知りたいあなたへ
2025年8月12日に、ミュージカル会場(KAAT 神奈川芸術劇場)で、『西野亮廣講演会inえんとつ町』を開催! ここで話したことが、1冊のビジネス書に!? 詳細はこちら。オンライン配信チケットも!
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ミュージカルのお知らせ

■お知らせ! 2025年8月9日〜30日、ファミリーミュージカル「えんとつ町のプペル」が大劇場・オーケストラ版での上映決定!
開催日:2025年8月9日(土)〜 30日(土)
会場:KAAT 神奈川芸術劇場(神奈川県横浜市中区山下町281)
■お知らせ! ミュージカル「えんとつ町のプペル」密着ドキュメンタリー【BackStory】を毎週金曜日に配信!

総再生回数1000万回突破!(YouTubeショート・TikTok含む)
毎週金曜日20時にミュージカル『えんとつ町のプペル』制作の裏側ドキュメンタリーを配信しています!
【これまでのBackStory】
最新回は【経営再建】渋谷のカフェで西野がアルバイト。
■ミュージカル「えんとつ町のプペル 」VIP席 発売中!
映画のお知らせ
■NEWS! コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』が、海外の映画祭で続々受賞!
【 フォトフィルム国際短編映画祭(トルコ)】
・ 最優秀作品賞(Best of Best Festival Film)
・ ストップモーション部門最優秀賞(Best Stop Motion)
【オーフス映画祭(デンマーク)】
・最優秀短編アニメーション賞(Best Animated Short)
【デザートスケープ国際映画祭(アメリカ・ユタ州)】
・最優秀アニメーション短編映画賞(Best Animated Short)
【ハリウッド短編映画祭(HOLLYWOOD SHORTSFEST 2025)】
・最優秀アニメーション短編映画賞(Best Animated Short)
【札幌国際短編映画祭(日本)】
・最優秀作曲賞(Best Original Score)
・アニメーション特別表彰(Special Award for Animation)
【ニューポートビーチ映画祭(アメリカ)】
・ アニメーション短編部門審査員賞(Jury Award for Best Animated Short)
【グローバルステージ・ハリウッド映画祭(アメリカ)】
・最優秀短編映画賞(Best Short 2024)
■NEWS! 第97回アカデミー賞(米)の短編アニメーション部門のショートリストに選出されました!
監督:堤大介(トンコハウス) 脚本:堤大介氏と西野亮廣の共同制作 プロデューサー:松本紀子(ドワーフ)
西野さんの『ボトルジョージ』に対する想いとは? こちらをチェック!

■コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』の専用劇場、『ボトルジョージ・シアター』がグランドオープン!

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■CHIMNEY TOWNが運営するクラウドファンディング【PICTURE BOOK】

「挑戦する人」と「応援したい人」が集まる オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』を運営しているCHIMNEY TOWNが作った、クラウドファンディングのプラットフォームです!
イベントのお知らせ
『西野亮廣講演会』全国各地で続々開催決定!
『西野亮廣講演会』のお知らせです。
下記の都道府県で開催が決まっています。
- 7月1日(火)に山口
- 7月7日(月)に静岡
- 7月10日(木)に愛知
- 7月15日(火)に宮崎
- 7月17日(木)に茨城
- 7月22日(火)に群馬
- 7月30日(水)に愛知
- 8月12日(火)に神奈川
- 9月4日(木)に三重
- 9月9日(火)に徳島
- 9月11日(木)に東京
- 9月17日(水)に滋賀
- 9月22日(月)に青森
私、西野亮廣がマイク一本で1時間半ほど喋る変なイベントです。チケットをお求めの方は、『西野亮廣全国講演会』で検索してみてください。サロンメンバーさんが作ってくださったイイ感じのホームページに飛びますので、そちらから。会場によっては、まだ、チケットを発売してなかったりしますが、そのへんはご容赦ください。