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2023.06.09

【西野亮廣】20万部突破の『夢と金』は、日本人全員が読まずに通り過ぎてはいけない一冊だ!

毎度お騒がせしております。キングコング西野です。今回の記事は、毎朝voicyという音声メディアで配信している「#西野さんの朝礼」でお話ししたことから、編集して紹介させていただきます。(※今回の記事を音声で楽しみたい方はコチラ)

今日は『日本人全員が読まずに通り過ぎてはいけない一冊』というテーマでお話ししたいと思います。

【連載  『革命のファンファーレ』から『夢と金』】

第97回 評論家の机上論ではなく、経験に裏打ちされた打ち手を「これでもか!」というぐらい書き殴っています

西野亮廣

『夢と金』をなぜ書こうと思ったかの話をします

今日は発売1カ月で20万部を突破した『夢と金』の話をさせていただこうと思います。
「本の内容」というよりも、「『夢と金』を書こうと思った動機」とか、「『夢と金』に込めたメッセージ」といった、裏側の部分です。

正直に白状すると、僕、しばらく「ビジネス書」からは気持ちが離れていたんです。
「オンラインサロンで書けばいいや」と思っていたし、あと、『映画 えんとつ町のプペル』の公開前から、「共感」の奪い合いには飽きていて(というか、先が無いと思っていて)、「創造」に全振りしようと思ったんです。

そして、その考えは間違いじゃありませんでした。
“海外かぶれ”していて嫌ですが、「日本で獲得した共感」が、海外に行くと完全にリセットされるんですね。

これ、情報として仕入れているのと、現場で思い知るのは全然違って、ホント、「日本の有名人です」とか言ったところで、「オッケー。キミは何ができるの?」という話になってくる。
逆に、作品(強いIP)を持っていると、今度は日本以上にリスペクトされて、いろんな人が集まってきて、いろんな話を進めやすくなる。
ニューヨークでミュージカル『えんとつ町のプペル』のプロジェクトが進んでいるのもソレが理由だし、まだ言えないけど、他にもいくつか海外のお話をいただいています。

それら全ては「創造」から始まっています。
そういう場面を何度も目の当たりにしているので、どうしたって、「創造するぞー!」というモードになるわけです。
「作品!作品!作品っ!」と。

なので、ビジネスノウハウ的な、生き方指南書的なモノはもうオンラインサロンvoicyだけにとどめて、残りの時間は創造に全振りする感じで生きていたんです。

知識不足で夢を諦める姿...黙って見ているのが耐えられなくなった

ただ…
創ったら創ったで、そこに子供達が来てくれるわけじゃないですか。
世間のイメージはどうか知りませんが、僕って子供からメチャクチャ人気者で、彼らとは色んな話をするんですね。
先日も小学生の子から「宇宙で活躍するロボットを作りたいんですが、どうすればいいですか?」という相談を受けたんですけども、それが全く澱みの無い目で、「実現させる為には何をすればいいんだろう?」と本気で考えてるんですね。

当然ですけど、そこを目指すなら「いい学習」を受けなきゃいけないし、「いい学習」を受けるなら、それなりにお金がかかる。

ならば、「このお金をどうやって用意しようか?」という会話を親子でした方が、より具体的じゃないですか。
この時、お金の作り方が「アルバイト」という選択肢しか無い人と、100の選択肢がある人とでは、大きく差が出てくる。

子供だけの話じゃないですね。
僕は芸能の世界で生きているのですが、芸人も役者もアーティストも、お金のリテラシーが低いから、背負わなくてもいいリスクを背負っているし、諦めなくても良い夢を諦めている。

要するに、それらを黙って見ているのが耐えられなくなったんです。
「何やってんだよ」と。
「お前、その夢は捨てなくてもいいだろ」と。

才能不足で夢を諦めることはあっても、知識不足で夢を諦めるなんてバカみたいじゃないですか。

もっとエグいことを言うと、知識不足で命を落とすなんてバカみたいじゃないですか。

これ、知識不足で夢を諦めたり、知識不足で命を落とした人は、当然、「知識不足」だということに気づいてないから、「この夢は諦めなくて済んだ」「この命は落とさなくて済んだ」ということに気がついてないんです。
気づいてないんです。
もう「詰んだ」と思って、白旗を挙げちゃうんです。

「違う! 詰んだと思っているのは、知識・選択肢を持ち合わせていないオマエだけで、この状況はまだ詰んでない!」という場面を、これまで何百回も何千回も見てきて、
田舎に帰っていく表現者をたくさん見てきて、
子供を貧しくしている親や先生をたくさん見てきて、
「もう、いいかげんにしてくれ! お願いだから、そんな終わらせ方だけはしないでくれ」となったのが今回です。

挑戦される方や、子供の挑戦を応援したいお父さんお母さん、そして学校の先生に読んでいただきたい

タイトルにある「日本人全員が読まずに通り過ぎてはいけない一冊」というのは、『夢と金』を読んでくださった幻冬舎の見城社長の言葉です。
最新刊『夢と金』には、日本の現状と、僕の怒りと、いつまでも繰り返される悲しみと、「今ならまだ間に合う」というエールと、評論家の机上論ではなく、経験に裏打ちされた打ち手を「これでもか!」というぐらい書き殴っています。

どうか、挑戦される方や、子供の挑戦を応援したいお父さんお母さん、そして学校の先生に読んでいただきたいと思います。
そして、読んだならば、お友達にオススメしていただけると嬉しいです。

 

お知らせ! 西野亮廣のビジネス書最新刊『夢と金』が大好評で20万部突破! ビジネス書累計が100万部突破!

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西野亮廣「夢と金」

撮影:鞍留清隆

 

お知らせ! バンドザウルスについて

【NORA SAURUS】
バンドザウルスの“最初で最後の個展”、スタート!
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【バンドザウルスのインタビュー 第1回】
全てが謎に包まれた絶滅系アイドル『バンドザウルス』。ラストシングル『隕石、ダメ、ゼッタイ!』に込めた想いとは?
【バンドザウルスのインタビュー 第2回】
デビュー前に販売した5000円のライブタオルが即完! 未だ楽曲を発表しない絶滅系アイドル『バンドザウルス』の葛藤とは!?
【毎日更新! バンドザウルスのインスタグラム】
【バンドザウルスのNFTの購入サイト】
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お知らせ! 舞台『テイラーバートン』は2日間だけの限定上演です。

 

お知らせ! こどもたちに絵本を贈るプロジェクト「『CHIMNEY TOWN GIFT』のNFT」が話題に!

※これは「子供施設に絵本を支援したことを証明してくれるNFT」で、NFTの売り上げで絵本を購入して子供施設にプレゼントします。

 

お知らせ!『西野亮廣講演会』全国各地で続々開催決定!

『西野亮廣講演会』のお知らせです。
下記の都道府県で開催が決まっています。
6月18日(日)に京都、
6月21日(水)に愛知、
6月24日(土)に東京、
6月25日(日)に愛知、
7月02日(日)に東京、
7月05日(水)に福井、
7月06日(木)に大阪、
7月07日(金)に広島、
7月10日(月)に愛知、
7月12日(水)に広島、
8月02日(水)に静岡、
8月05日(土)に大阪、
8月07日(月)に福岡、
8月10日(木)に愛知、
8月13日(日)に愛知、
8月16日(水)に北海道、
8月23日(水)に秋田、
8月31日(木)に広島、
9月11日(月)に福井でそれぞれ『西野亮廣講演会』がございます。
私、西野亮廣がマイク一本で1時間半ほど喋る変なイベントです。
チケットをお求めの方は、『西野亮廣全国講演会』で検索してみてください。
サロンメンバーさんが作ってくださったイイ感じのホームページに飛びますので、そちらから。
会場によっては、まだ、チケットを発売してなかったりしますが、そのへんはご容赦ください。
講演会開催情報

よろしくお願いします。

西野亮廣氏ポートレイト

西野亮廣/Akihiro Nishino
1980年生まれ。芸人・絵本作家。モノクロのペン1本で描いた絵本に『Dr.インクの星空キネマ』『ジップ&キャンディ ロボットたちのクリスマス』『オルゴールワールド』。完全分業制によるオールカラーの絵本に『えんとつ町のプペル』『ほんやのポンチョ』『チックタック~約束の時計台~』。小説に『グッド・コマーシャル』。ビジネス書に『魔法のコンパス』『革命のファンファーレ』『新世界』。共著として『バカとつき合うな』。製作総指揮を務めた「映画 えんとつ町のプペル」は、映画デビュー作にして動員196万人、興行収入27億円突破、第44回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞という異例の快挙を果たす。そのほか「アヌシー国際アニメーション映画祭2021」の長編映画コンペティション部門にノミネート、ロッテルダム国際映画祭クロージング作品として上映、第24回上海国際映画祭インターナショナル・パノラマ部門へ正式招待されるなど、海外でも注目を集めている。また「えんとつ町のプペル」は、ミュージカルや歌舞伎にもなっている。

●国内最大となる、約4万人の会員数を誇る有料会員制コミュニティー(オンラインサロン)「西野亮廣エンタメ研究所」はこちら
●70万部の絵本『えんとつ町のプペル』のご購入はこちら
●最新絵本『みにくいマルコ~えんとつ町に咲いた花~』のご購入はこちら

過去連載記事

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連載
『革命のファンファーレ』から『夢と金』

猛烈な勢いで仮説・検証・実行・改善を繰り返し、多彩なプロジェクトを成功させてきた西野亮廣さん。ベストセラー『夢と金』の著者でもあり、現代の日本において、ビジネスパーソンがベンチマークすべき人物の筆頭といえる西野さんの“今”をお届けする連載。

TEXT=西野亮廣

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