師匠か、恩師か、はたまた一生のライバルか。相思相愛ならぬ「相師相愛」ともいえるふたりの姿を紹介する連載「相師相愛」。その貴重な対談の数々をまとめて振り返る。※2021年9月号、2022年6月号掲載記事を再編。固有名詞や肩書き、年齢等のデータは掲載時のまま
「タイプが違う同い年」山本健策×岡本祥治 対談
出会ったのは、スーパーホテルの開発をするために、東京に転勤してきた頃。祥治はちょうどマンションの一室で起業したばかりでした。そこから上場会社の社長になっていくわけですが、彼ならやると思っていました。まずはプロ人材の派遣という目のつけどころがよかった。
それと何よりアグレッシブなんです。いろんなところに現れて、人と会ったり、仕事を進めたりしている。それこそ、「お前、本当は3人くらいおるんやないか」とたずねたこともあるくらいです(笑)。行動範囲、交友関係の広さは本当に驚くほどで、だからこそ0から1の起業ができたんだと思っています。突き詰めるタイプの私にとっては、何でもすぐにやってくれる祥治のフットワークの軽さはありがたい限り。とにかく一緒にいてラクチンですよ(笑)。
写真は、スーパーホテルPremier銀座の中の天然温泉です。撮影で男ふたりで一緒にお風呂に入る。こんな依頼を素直に受けちゃうのも、祥治ならではだと思います(笑)。
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「外資トップとプロSUPサーファーの共通項」神谷知信×原田俊広 対談
学生時代にサーフィンを始めて、よく出入りするようになったのが、鎌倉にあるOKUDA STYLE SURFING。原田とは30年ほど前にここで出会ったんですが、当時からセンス抜群でうまかったですよね。そこからの大活躍は、仲間として本当にうれしかった。ニカラグアでの世界大会は、仲間たちとライヴ映像で見ていましたが、燃えましたよ。
外資系企業にいると海外での報奨旅行があったりするんですが、もっといろんな経験を積んでほしいと一緒に連れていったりしたこともあるんです。コスタリカでは上司にサーフレッスンをしてくれたりして、喜ばれましたね。
そして古い仲間たちも家族も集うサーフショップを、創業者から引き継いでくれたんです。ところが、コロナが来て。お店が大変になったんですね。心配で真っ先にサーフボードを買いに行きました。妻に内緒だったんですけど(笑)。経営者であり、現役の選手でもあり、いい刺激も、もらっています。自分も頑張らないとな、といつも思わせてもらえる存在です。
かつて東京に住んでいた時期は、いい波があると聞くと、朝4時に起きてクルマをすっ飛ばしてサーフィンした後にネクタイをして会社に行く、なんて時代もありました。今は鎌倉に住んで、しかもリモートワークが中心ですから、ちょっと気分転換に昼休みに海へ、なんてことができる。嬉しいですね。
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