PERSON

2022.01.10

大谷翔平、伊藤大海、村上宗隆が一流になる前夜の物語──連載「スターたちの夜明け前」

どんなスーパースターでも最初からそうだったわけではない。誰にでも雌伏の時期は存在しており、一つの試合やプレーがきっかけとなって才能が花開くというのもスポーツの世界ではよくあることである。そんな選手にとって大きなターニングポイントとなった瞬間にスポットを当てながら、スターとなる前夜とともに紹介していきたいと思う。連載コラム「スターたちの夜明け前」年始総集編②

大谷翔平

大谷選手 高校時代

2011年10月8日 秋季東北大会 日大山形高戦

筆者も当然高校時代から大谷には注目してきたが、メジャーでここまでの活躍を見せるとは全く想像することができなかったというのが本音である。もっと言えば注目してたのはあくまでもそのピッチングであり、バッティングを見る時には「良いピッチャーの打撃」という観点でしか見ていなかった。そして、それは大谷自身も持っていた感覚ではないだろうかと筆者は感じている。

それをよく表しているのが、大谷が高校1年の時に書いた目標設定シートである。通称”マンダラチャート”と呼ばれるもので、9マスの中心に達成したい大きな目標を書き、周りの8マスにそのために必要な要素、そしてその8項目を更に細分化してやるべきことを洗い出すというものである――。

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伊藤大海

伊藤選手 大学時代

2018年6月13日・全日本大学野球選手権2回戦 慶応大戦

2021年6月16日に東京オリンピックの野球日本代表選手が発表されたが、故障とコンディション不良で会沢翼(広島)、中川皓太(巨人)、そして先発の柱と見られていた菅野智之(巨人)が出場を辞退。そんな中で梅野隆太郎(阪神)、千賀滉大(ソフトバンク)という実績抜群の選手とともに追加召集されたのがルーキーの伊藤大海(日本ハム)だった。7月4日終了時点でチームトップタイとなる6勝をマーク。セ・パ交流戦では3勝0敗、防御率0.90という圧巻の成績を残し、特に活躍が目立った選手を表彰する「日本生命賞」を受賞するなどもはやチームのエース格とも言える存在となっている――。

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村上宗隆

村上選手 高校時代

2016年5月12日・九州大会2回戦 佐賀商戦

2021年6月16日、東京オリンピックの野球日本代表選手が発表されたが、選出された24人の中で最年少となるのが21歳の村上宗隆(東京ヤクルトスワローズ)だ。プロ入り2年目の2019年に36本塁打を放って新人王に輝くと、昨年は最高出塁率のタイトルを獲得。今年も現時点で両リーグトップとなる21本塁打を放つなど、4年目にして既にプロ野球を代表するスラッガーとなっている――。

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TEXT=西尾典文

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