挑戦し続けるビジネスウーマンを紹介するシリーズ「In the Office」。今回は、次世代不動産AIプラットフォームの開発を行うマクロマイスターで働く女性。In the Office99。
「不動産業が好き」
「特技はチアリーディングで、3年前までは宙返りもできたんですよ。大学時代はチアリーディング部に所属していて、ジャパンカップで日本一になったこともあります!」
中学から大学までチアリーディングに情熱を注いできたという、マクロマイスター・アナリストの矢野夏子さん。そんな矢野さんが選手を引退した後、次なる挑戦の場所として選んだのが不動産業界だった。
「入社後に配属されたのは、駐車場を作る営業の部署でした。担当エリアは新宿区、渋谷区、品川区、文京区、豊島区。駐車場は完成したら終わりではなく、新しい施設ができたり工事などによって駐車場の需要が増えたりすると、料金の設定を変えるなどのケアが必要です」
約2年半勤務した後、縁があって転職したのがIT企業。
「当初、畑違いのIT企業でも営業として上手くやっていけると思っていたんです。チアリーディングで培った、信頼関係を築くためのコミュニケーション力が活かせるはずと。私はハイトップというポジションで高く飛んでアクロバティックな技を決める役割だったので、高く飛ぶためには仲間との信頼関係が必須でしたから」
しかし、前職と同じ営業職なのに、なぜか気持ちがついてこない日々が続いてきたという。
「営業をしてもうまくできなくて、どうしてだろうと悩んでいました。その時に気づいたのが、私は不動産業が好きだったんだということ。振り返ってみると、小学生の時に住んでいた家の近くに住宅展示場があって、そこでモデルルームやインテリアを見るのが大好きだったんです。親からも出かける度に住宅展示場に行きたがってたよね、って言われたことも(笑)。別の業界で働いてみて、不動産業が好きだからこそ営業していて楽しかったんだなと気づけたんです」
その後、転職先として出合ったのがマクロマイスターだ。
「転職先を探す時、『不動産』『スタートアップ』『AI』という3つのキーワードがありました。AIについては知り合いのエンジニアの方の話を聞いて、次に就職する会社はAIを活用しているところがいいなと思っていました。そして、この3つの条件で探して見つかったのが今の会社です」
マクロマイスターでは、次世代不動産AIプラットォームの開発を行っており、矢野さんは広報・PR、新規事業企画などを担当している。
「今年1月に創業したばかりで、社員は委託の方を含めて10人ほどしかいない小さな会社ですが、提供しているプラットフォームには自信があります。多数の不動産会社から収集した最新の優良不動産情報を毎日配信するサービスや、土地情報などを入れるとAIが土地のスコアリングしてくれるサービスなど、多様なサービスを取り揃えています。このことをひとりでも多くの方に知ってもらえるように、地道ではありますが、ツイッター( @MacroNatsuko )やnoteなどで情報を発信しています。不動産投資になじみがある方はもちろん、不動産投資に興味はあるけれどどうすればいいかわからないという方に知ってもらい、興味を持ってもらうことが今の目標です」
Q1.私、こう見えて○○なんです
――思考が古風
Q2.座右の銘を教えてください
――「弘法筆を選ばず」
Q3.理想の上司を有名人に例えると?
――カズレーザーさん
Q4.得意料理はなんですか?
――キーマカレー
Q5.週末の過ごし方は?
――大好きな神楽坂を散歩しています
Q6.あなたにとって仕事とは?
――自己成長×社会貢献