雑誌「ゲーテ」の大人気連載「In the Office」。挑戦し続けるビジネスウーマンをご紹介。今回は、電気の小売り事業を行う企業で広報として活躍する女性。In the Office93。
「会社のファンをひとりでも多く作りたいです!」
もともと航空会社のCAだった彼女。CAの仕事に愛着があったというが、なぜ転職に踏み切ったのか。
「CA時代は文字通り“地に足がついていない仕事”をしていました。仕事は楽しかったのですが、新しい場所で今まで経験したことのない仕事をしたいという気持ちもありました。そんな時にCAのセカンドキャリアを支援されている方に『ものすごく面白い会社があるから面接を受けてみた方がいい』と紹介されたのが、今の電力の小売業を行うベンチャー企業です。実は、面接前に会社についていろいろと調べたのですが、業務内容がいまいちわからなくて(笑)。でも、消費者が電力会社を選べるのは新しいなって思ったんです。また、面接後にお話しした社員の方が素敵な人たちばかりで、一緒に働きたいと思いました」
広報の仕事は初めてのことだらけで、転職した当初は失敗続きだったそう。
「CA時代にはオフィスワークがなかったので、電話の取り方もメールの書き方もイチから勉強。そのため、頑張って少しでも早く仕事に慣れようとしたのですが、思っているようにうまくできず自分にイライラしました。しかもそういう時に限ってミスを連発してしまって……。でも、その気持ちを会社の先輩に話したら、『大丈夫。それは成長痛だから』って励ましてもらったんです。それが本当に心に沁みました。この会社に入ってよかったなって思いましたし、人に恵まれているなと思いました」
そして働いていくうちに、CAで培った経験も活きていることに気づいたという。
「入社した時は、CAの経験は役に立たないって思っていました。けれど、そうではなかったんです。今の広報の仕事は、さまざまな方々とコミュニケーションをとって会社のファンを作ることだと思っています。振り返ってみるとCA時代も1便1便、1人でも多くのお客様に会社のファンになってもらえるようにコミュニケーションをとっていました。なので、広報とCAの仕事は共通していると思うんです。電力関係の会社というと、無機質な冷たいイメージがありますが、働いている人はすごくあったかくて面白いんです。広報としては、そんな会社の一面も発信していきたいと思っています」
そんな彼女がコミュニケーションを取る際に心がけていることがある。
「必ず笑顔でいることです。人は第一印象で決まると言われますよね。広報は、会社の看板でもあるので、会社のよさを体現できるように心がけたいと思っています。そして、ひとりでも多く会社のファンを作りたいです」
Q1.人生で一番のドジは?
ーー前職でシンガポールから帰国した時、iPhoneの時刻を日本時間に戻し忘れ、2時間遅れのまま過ごして次の日の予定に遅れたこと。それから数年経った先日、台湾旅行から帰ってきた時に同じことをして焦りました。
Q2.特技や自慢できることはありますか?
ーー片手側転。バトントワリングとモダンバレーで鍛えました!
Q3.得意料理はなんですか?
ーー具沢山のお味噌汁。 地元・大分の味噌を使っています
Q4.理想の上司を有名人に例えると?
ーー阿部 寛さん
Q5.座右の銘を教えてください
ーー雲上快晴
Q6.あなたにとって仕事とは?
ーー自分を輝かせてくれるもの