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TRAVEL

2024.07.30

いざ、ゴールドコーストへ! カンタス航空のビジネスクラスでラグジュアリー旅行記

オーストラリアのゴールドコーストに向かうなら、やはりナショナルフラッグキャリアのカンタス航空が断然、便利だ。なかでも快適だったビジネスクラスのおすすめポイントを男性美容家・藤村岳が解説する。

快適なビジネスクラスをレポート

東京・成田発、ブリスベン行きのQF62は、オーバーナイトフライト。21時30分に出発し、翌朝7時25分に到着する。日々を忙しく過ごすビジネスパーソンならギリギリまで仕事をし、機内で眠った後はすぐバカンスへと切り替えられる、理想的なフライトと言える。フライト時間は8時間50分と長すぎないのもありがたい。

ビジネスクラスの機内に足を踏み入れると、気品がありつつもオージーらしい開放的でなんとも温かみのあるポジティブな空気があふれる。ウエルカムドリンクにシャンパーニュをオーダー。グラスを傾けながら、出発準備が整うのを待つ。異国へと向かう長いフライトの中で、最も醍醐味を感じる瞬間ではないだろうか。大いなる期待とほんの少し抱く未知なるものへの不安の入り交じった感情を淡黄色の泡で流し込めば、心がほぐされていくのがわかる。

現在、使用されている機体はエアバス330型機。そのビジネスクラスは、1-2-1の座席配置を採用し、すべての座席が通路に面しているのでたとえ隣に人がいてもストレスなく移動できる。プライベート感を重視した設計で、静かに過ごしたい人に最適だ。

さて、気になるのが食事。時刻が遅いフライトなのであまり重たくないものが供される。事前にオーダーすれば、サステナブルイーティングの一環として、ヴィーガンなどを選ぶことも可。地元オーストラリアの食材をふんだんに使用した料理は、機内であることを忘れるかのような洗練されたもの。きっとそれは、デイビッド・カオン氏がデザインした洗練された食器でいただくというのも理由のひとつだろう。さらにソムリエのニール・ペリー氏が選んだワインたちも華を添える。オーストラリアやニュージーランド、フランスの珠玉のワインが並ぶ。

さりげないのにきめ細かいスマートなサービスに感動!

食事のサービスが終わり、トイレから戻ってくると、コットン100%の羽毛布団とマットレスで寝る準備のセッティングが済んでいたのに感動。乗客のわずかな動きを察知し、押しつけがましくないサービスをスマートにこなすのはさすがだ。

座席に目を向けてみると、とにかくレッグルームが広々としているという印象。足をグッと伸ばしてもまだまだゆったりとしたスペースがあり、大柄の男性でも快適に過ごせる。また、食事時やリラックス時、そして就寝時のフルフラットなど細かく座席の角度を変えることができるのは当然として、マッサージ機能も有しているから、日頃のコリもここで解消できるかも!?

いずれも手元のボタンを押すだけで調整できるので至極、簡単。俗に深夜便のことをレッドアイフライトなどと言うが、このシートならしっかりと睡眠が取れたので、そんな心配は杞憂だった。

アメニティはオーストラリアの家具などを展開するブランド“Koskela”のポーチに入っていた。中身は靴下に歯磨き、アイマスクなど。また、スキンケア製品のリップバーム、ハンドクリーム、フェイスクリームはオーストラリアのブランド“Li'Tya”製。フライト中の乾燥は大敵だから、肌ケアを忘れずにしたい。

そして、搭乗後にひとりひとりに配られるパジャマサービスがうれしい。カンタスのロゴの入ったコットン100%のロンTとイージーパンツは、しっかりとした作りなのでその後の旅でも活躍しそう。パジャマを着込んだら、オンデマンドのパーソナル機内エンターテイメントシステムで映画や音楽を楽しむよし、翌朝からの活動に備えて早めに寝るのもよし。

世界で3番目に古い歴史あるにもかかわらず、創業から一度もジェット機での死亡事故ゼロという驚異の安全性を誇るカンタス航空。日本から向かう場合、これほど心強いキャリアはないだろう。

往復ともラグジュアリーなラウンジで英気を養う

フライトの前に利用したいのが、空港ラウンジ。成田空港では第2ターミナルのサテライトの2階にある“アスパイアラウンジ”が使える。柔らかで落ち着いた内装で出発前の慌ただしい気持ちを落ち着かせてくれる。

開放感のある座席エリアがあり、窓に向かって飛行機を眺めるのもよし、パートナーや家族とソファでくつろぐもよし。ビュッフェスタイルの食事は和食を中心に取り揃え、季節に合わせてメニューは変わる。中央にはバーカウンターもあり、日本のシソなどを使用したスペシャルカクテルなどを提供。ちなみにバーコーナーのカウンターはアスパイアの頭文字の“A”をイメージしているとか。その他にもビジネスゾーンやクワイエットゾーン、4室のシャワールームまでも完備。

帰路はぜひ、ブリスベン空港にある“カンタス国際線ラウンジ”へ足を向けよう。ブリスベン空港は1925年に開港し、クイーンズランド州最大の空港だ。オーストラリア国内の空港で年間旅客数が3番目に多いという。そんなカンタス航空のラウンジはロビー内の北側に位置している。

1階は落ち着いた雰囲気で、ゆっくりと過ごしたい人にお勧め。開放感がある2階は、ラウンジに入ると長いバーカウンターがあり、バリスタが丁寧に淹れるコーヒーや正午以降は様々なカクテルなども楽しめる。ファミリーゾーンやラウンジダイニングもあるので、家族連れでもゆったりと過ごせるだろう。もちろんシャワーも完備しているので、フライト前に汗を流すことも可能だ。

TEXT=藤村岳

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