フランス発祥の“泊まれるレストラン”、オーベルジュが活況だ。その土地ならではの食材の恵みを慈しみ、料理人の技術とセンスを盛りこんだ感動すら覚えるひと皿を目的とする旅。2023年から今夏に向けて続々とオープンする新オーベルジュを中心に、恍惚の味わいと憩いの時を紹介する。今回は、神奈川・箱根の「エスパシオ 箱根迎賓館 麟鳳亀龍」。【特集 オーベルジュの誘惑】
今夏注目のNEW OPEN
2024年夏、アートと美食を愉しめる宿が箱根の渓谷にオープンする。ハワイの五つ星ホテル「エスパシオ・ザ・ジュエル・オブ・ワイキキ」に続く、国内初の「エスパシオ」だ。
吉祥をテーマにした神秘的なアートが客室すべてに飾られ、唐紙師や左官職人、彫刻家といった伝統作家が制作を担うという。
食事は予約困難で知られる京都「やま岸」が監修。八寸や造りなど王道和食のほか、鍋料理や名物の「雲丹ドッグ」でもてなす。箱根の四季折々の自然を感じながら、心身ともに休まるひと時を堪能したい。
この記事はGOETHE 2024年8月号「総力特集:オーベルジュの誘惑」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら