年々来訪者が増え続けているドバイは、空前のラグジュアリーホテルの建築ラッシュ。目の肥えた富裕層をも驚愕させること間違いなしの超絶スケールのホテルを厳選した。今回は「アトランティス ザ ロイヤル」を紹介する。【特集 熱狂都市・ドバイ】
独創的な景観を描くパーム・ジュメイラを、客室から俯瞰で眺める贅沢なひと時
今、世界中の名だたるセレブや富裕層たちがこぞって訪れる超高級リゾートホテルがある。2023年2月、ヤシの木の形をした世界一大きな人工島、パーム・ジュメイラにオープンした「アトランティス ザ ロイヤル」だ。
設計したのは、アメリカ最大級の建築事務所であるコーン・ペダーセン・フォックス。ブロックを積み上げたような独創的な外観は、見る者を圧倒する。敷地面積は17万3210㎡で、総工費は約16億ドルにもおよぶというから、とにかくその規模の大きさには驚かされる。
開業に先駆けて2023年1月に行われたオープニングイベントには、世界の歌姫、ビヨンセが出演。愛娘のブルー・アイヴィーとともに、ホテルのステージでパフォーマンスを披露したことも大きな話題となった。
ホテルは43階建てで、客室数は795室。客室のランクは、ゲストルーム、スイート、シグネチャーペントハウスの3種類で、すべての部屋にバルコニーや大理石のバスルーム、ウォークインクローゼットが備えられている。
なかでも、7部屋のみ用意されたペントハウスは、ホテルの一室というより大富豪の邸宅のよう。「パノラミック ペントハウス」のリビングルームは、ドバイのスカイラインの眺望が目の前に広がり、テラスにはインフィニティプールを完備。他にも専属のバトラーや好みの枕を選べるキングサイズのベッドなども、ここでの滞在をより特別なものにしてくれる。
客室にいるだけでも十分にリゾート気分を満喫できるが、22階のルーフトッププール「クラウド22」にもぜひ足を運びたい。ふたつの宿泊棟を結ぶスカイブリッジに設えられたプールの全長は約90m。水に入ると、雄大な海と空に身体が溶けこんでいくような、不思議な浮遊感を味わうことができるのだ。
また、リゾート内には17のレストランを備えており、そのラインナップも出色。ミシュランで星を獲得するホセ・アンドレシェフが手がけたスペイン料理店「ハレオ・バイ・ホセ・アンドレ」や、世界で最も著名な日本人シェフとも呼ばれる松久信幸氏によるレストラン&ビーチクラブ「ノブ・バイ・ザ・ビーチ」など、錚々たる店が名を連ねている。
「これぞドバイ!」という圧倒的なスケール感。まさに唯一無二の超絶リゾートホテルだ。
Atlantis The Royal/アトランティス ザ ロイヤル
住所:Crescent Rd - The Palm Jumeirah
TEL:4-426-0000
1ディルハム(AED)=約¥40 ※2023年10月11日現在。ホテルの価格は時期によって変動。
この記事はGOETHE2023年12月号「総力特集: ヒト・モノ・カネが集まるドバイ」に掲載。▶︎▶︎購入はこちら