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2023.11.15

「ビジネスも子育ても、ドバイがいい!」住んでわかったドバイの魅力5選

ドバイの魅力を知りたいならば、実際にドバイを訪れたり住んだことがある人に聞いたほうが手っ取り早い! そこで、ビジネス・プライベートを問わずドバイに魅せられた、ドバイ在住の5名にアンケート取材を敢行。ドバイが持つ圧倒的な魔力とは? 【特集 熱狂都市・ドバイ】

ドバイの航空写真
写真:アフロ

時代の最先端を求めるなら、シリコンバレーよりドバイ

シリコンバレーに憧れてきたが、近年の成長を見てドバイに心変わり。

「ドバイの首長は発想が面白い。人工的に雲をつくったり、農業領域でICT技術を活用するAgriTechに力を入れるなど、先進的な試みを次々と打ちだしています。外国人が生活しやすいようにアルコール飲料に対する課税を停止する、もともと金曜と土曜が公的な休日だったのを、国際基準に合わせて土曜と日曜に変更するなど、柔軟性も感じます。

また、ドバイはヨーロッパにも近いので便利。私はイギリスのフェスに行くなどして、パワーを充電しています」

中村智浩氏とバラスティビーチ
リラックスした時間を過ごすためにたまに足を運ぶという、バラスティビーチ。ビーチやプール、ジムのほか、バーやクラブスペースも備えられている。「観光客よりも、地元住民の姿が多い印象です」

Dubai Profile

ドバイ在住歴
約1年半

ドバイで気をつけること
オールジャンルの飲食店が揃っているドバイだが、全体的な味のクオリティはやはり日本のほうが高い。「ピンキリなので、ハズレを引きたくないならインド料理を選ぶといいと思います」

行きつけのレストラン
ペッパークラブ。「『グランド ハイアット ドバイ』に入る多国籍料理店です」

中村智浩氏
中村智浩/Tomohiro Nakamura
スタートバーン 取締役CTO
1985年東京都生まれ。早稲田大学大学院修了。ゴールドマン・サックスやAnyPayなどを経て、2020年にアート×ブロックチェーンの事業を展開するスタートバーンに参画した。2022年よりドバイ在住。

 

競争は熾烈だが、ドバイドリームも夢じゃない

ブロックチェーン技術を用いたビジネスモデル構築など、Web3領域をメインに弁護士として日本企業をサポート。

「案件が増加したこともあり、2023年1月にドバイに会社をつくり、6月から現地の法律事務所とも正式に提携しました」。

ドバイは大きなビジネスをできるのが魅力だが、新規参入も多いため生き残っていくのは簡単ではないという。

「中東には日本人弁護士がほとんどおらず困っている日系企業がたくさんある。ドバイを拠点に中東全体でリーガルサービスを提供できる体制をできるだけ早くつくりたいと思っています」

多様な国籍の弁護士たち
ドバイのオフィスではUAE、インド、フィリピンなど、多様な国籍の弁護士たちが働いている。「ドバイは世界でも屈指の多様性を誇る都市です。街中に自由な空気が溢れています! 」

Dubai Profile

ドバイ在住歴
約1年

ドバイに移住して驚いたこと
ドバイはデジタル化が進んでおり、2021年にはドバイ政府が完全ペーパーレス化を宣言。「あらゆる手続きがとてもスムーズ。今借りている部屋は、家賃を暗号資産で払うことができます」

行きつけのレストラン
ザ タップ ハウス ドバイ。「ドバイに3店舗。ビールとチキンマサラを食べに行きます」

森和孝氏
森和孝/Kazutaka Mori
One Asia Lawyers パートナー弁護士
1981年大阪府生まれ。国内の法律事務所で勤務後、2018年に弁護士法人One Asiaのパートナーに就任。Web3企業の幅広いサポートに従事している。現在はドバイとシンガポールを行き来する生活を送っている。

 

世界のハブとしてヒト・モノ・カネが集まる

「3年くらいで日本に戻ろうと思っていたのに、もう滞在10年目。そのくらいドバイは素敵な街なんです」。

最大の魅力は、どの大陸にもアクセス抜群な“世界のハブ”としての地理的な優位性。それが人の絶え間ない流れをつくり、急速な発展の原動力になっている。

「また、15~50歳という働き盛りの世代が人口の大多数を占めているというのも、ドバイ躍進の理由だと思います。若い分、しがらみに囚われず、新たなものを積極的に取り入れる気運がある。トライ&エラーの精神で、ドバイはこれからますます面白くなっていくはずです」

シェイク・ザイード・ロード
ドバイの重要な幹線道路である、シェイク・ザイード・ロード。「以前、この道路沿いに住んでいたので、とても思い入れのある場所。片側6車線もあって、中東で一番幅の広い道路です」

Dubai Profile

ドバイ在住歴
2023年で10年目

日本人が知らないドバイの真実
ドバイと聞くと一般的に金満なイメージがあるが、「実は富裕層といわれるのは人口1割弱で、堅実な人も多い。国が貧しかった時代を知っている世代の人は、ムダなお金は使いません」

お薦めのホテル
アルマハ,ラグジュアリーコレクション・デザートリゾート&スパ,ドバイ。「ラクダに乗りながら見る、砂漠に沈む夕陽は圧巻です!」

雨宮慎治氏
雨宮慎治/Shinji Amemiya
エミレーツ航空 B777機長
1977年東京都生まれ。22歳でパイロットになり、約15年間、ニュージーランドで暮らす。その後日系航空会社を経て、2014年エミレーツ航空に入社しドバイに移住。パイロット以外に、鮨職人としても活動している。

 

子育て目的でドバイに移住。治安のよさは折り紙つき

14歳でモデルデビューし、さまざまなブランドを立ち上げるなど実業家としても幅広く活躍する一方で、3男1女の母でもある。

「一番末の三男の子育てのために、ドバイを選びました。グローバル感覚を養わせたかったし、英語力も高めたかった。何よりドバイは教育水準が高いし、治安もとてもいい。子育てにはいい環境です」。

2022年8月に移住し、毎朝、幼稚園に通う5歳の息子に弁当をつくる日々を送っている。

「食材は何でも手に入るのですが、値段が高い。スーパーでゴボウが3500円もしたのには、唖然としちゃいました(笑)」

MALIA氏と息子さん
5歳の息子との時間が生活の中心。「後ろに写っているのが『ブルジュ・アル・アラブ』です。このあたりには5つ星のレストランが多くて、サンセットの時間をめがけてよく足を運んでいます」

Dubai Profile

ドバイ在住歴
約1年3ヵ月

ドバイで驚いたこと
「ビジネスで動くお金の規模が、とにかく大きい! 億の感覚がわからなくなる時があります」

ドバイでよく訪れる場所
2週間に一度、息子を連れて砂漠へ出かける。「子供の遊びといえば、砂遊びが定番ですから(笑)。広大な砂漠に身を置いていると、心身がリフレッシュしてくような感覚があるんです」

MALIA氏
MALIA./マリア
Anela Holding 代表
1983年神奈川県生まれ。ファッションモデル、タレントとして人気を集める一方で、自身のブランドを設立しファッションアイテム・化粧品などを展開。2009年にアネラを設立。2022年8月にドバイに移住した。

 

お洒落なお店が多く、女子旅にもお薦め!

ダウンタウンの中心、ドバイ・モールの近くにあるビューティサロン「アレキサンドライト」を経営。

「日本の高いクオリティのサービスや技術を持ってくれば、確実に他店と差別化できると確信。ボディ、フェイシャル、そしてヘアのケアなどをトータルで行うサロンを開設しました」。

趣味は忙しい仕事の合間のレストラン巡り。

「『アラビアン・ティー・ハウス』という有名なアラビックカフェや、シーシャが楽しめる『マンジル・ダウンタウン・バイ・ヴィダ』など、ドバイには素敵なお店がたくさんあります。女子旅にもお薦めですよ」

アジュマンの砂漠
UAEの7つの首長国のひとつ、アジュマンの砂漠。「お酒と食べ物を持参して、お友達たちと本格的なバーベキューを楽しみます。夜は寝袋で寝るのですが、それがとても気持ちがいいんです」

Dubai Profile

ドバイ在住歴
4年

不便だと思うこと
生活のなかで不自由さを感じることはあまりない。「ただ、唯一あるとすれば、ドバイのトイレにはウォシュレットがないことですかね。誰かドバイに輸入してほしい、って思ってます」

行きつけのレストラン
ガイア「魚料理が美味しい、私が一番好きなギリシャ料理店です」

笠居凪氏
笠居凪/Nagisa Kasai
ALEXANDRITE サロンオーナー
1994年香川県生まれ。2019年、語学学校に通うため学生ビザでドバイに渡航し、そのまま移住。2022年にビューティサロン「アレキサンドライト」をオープン。日本流のエステメニューのサービスを提供している。

【特集 熱狂都市・ドバイ】

この記事はGOETHE2023年12月号「総力特集: ヒト・モノ・カネが集まるドバイ」に掲載。▶︎▶︎購入はこちら

TEXT=川岸徹、村上早苗

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