旅のエキスパートたちが愛してやまないホテルや宿は、唯一無二の体験ができる特別な場所。内緒にしたいとっておきのステイ先を、SUPPOSE DESIGN OFFICE 建築家・起業家の谷尻誠氏に教えてもらった。【特集 ホテル案内2023】
広大な砂漠に現れる、コロラド高原のオアシス
NOT A HOTEL NASUや千駄ヶ谷駅前公衆トイレなど国内外の話題のプロジェクトや多分野で事業をつくり上げ運営する、建築家・起業家の谷尻さん。旅の目的は、日常を忘れ自然に浸ることだと言う。
「何もないという感動。皆さんにも体験してほしい」と語るのは、コロラド高原の砂漠渓谷や卓状台地に溶けこむ「アマンギリ」。自然と同化する宿で過ごす日々はまさに大地と一体になるようで、都会の喧騒を一気に忘れさせてくれる。
▶︎ アメリカ・ユタ｜Amangiri（アマンギリ）
MY FAVORITE 5選
①山口・大津島｜小屋場 只只
「1日1組限定。周りを気にせずにリラックスできるのが魅力的」
②千葉・いすみ｜DAICHI ISUMI
「“ない”ことを求め、より自然体験できる場所を…と思いつくった場所」
③栃木・那須｜NOT A HOTEL NASU MASTERPIECE
「自画自賛だけど、よいチームで建物をつくれたから」
④佐賀・武雄温泉｜御宿 竹林亭
「1300年の歴史と現代性が見事に同居した空間は息をのむほど」
⑤静岡・伊豆｜おちあいろう
「サウナが本当に気持ちいい。特に川の天然水風呂は最高！」
谷尻誠／Makoto Tanijiri
SUPPOSE DESIGN OFFICE 建築家・起業家
1974年広島県生まれ。建築設計事務所SUPPOSE DESIGN OFFICE代表。tecture、DAICHIなど多分野で開業し、事業と設計をブリッジさせて活動している。
この記事はGOETHE2023年6月号「総力特集：秘密のホテル案内 未知なるステイ」に掲載。
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