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2022.02.14

The Okura Tokyoのインペリアルスイートは、日本のホテル史上まれに見る贅沢さ! 【最上級事典】

The Okura Tokyo

天井高6m、2フロア吹き抜けで開放感溢れるリビングルーム。大理石を床に敷き詰め、壁面にはチーク材を配するなど、上質な素材をふんだんに使用。

面積730㎡、天空に浮かぶ特別なスイートルーム

1962年の開業以来、高いホスピタリティと日本の様式美が支持され、皇族や大統領、スーパースターに大物実業家など、国内外の賓客に愛されてきた「ホテルオークラ東京」。

その名門ホテルが、「オークラ ヘリテージ」と「オークラ プレステージ」というふたつのブランドからなる「The Okura Tokyo」として新たなスタートを切ったのは、2019年のこと。と同時に、オークラ開業以来初、いや、おそらく日本のホテル史上まれに見るスペシャルなスイートルームが誕生した。それが、「オークラ プレステージタワー」の最上部、39階と40階の2フロアにまたがる「インペリアルスイート」だ。

バスルーム

艶消し仕上げの石を用いた、和の趣漂うバスルーム。ふたつのバスルームとパウダールームを合わせて約60㎡というスケール感。

面積は730㎡と日本のホテルの中で最大級の広さを誇り、各階は室内専用エレベーターで行き来が可能。下階はバーカウンターが設置されたリビングルームに、10数名が利用できるダイニングルーム、防音設備を配したシアタールームなどからなるパブリックエリア、上階はリビングスペースを有するベッドルームやバスルーム、トレーニングルームといったプライベートエリアに分かれている。

なかでも圧巻なのはバスルーム。パウダールームをはさんで、寝湯や打たせ湯を備えたふたつのバスルームが設けられ、さらにドライ&ミストサウナまで! プライベートサウナ完備のスイートルームは、世界広しといえども、そうはないだろう。

アートワーク

室内のアートワークは、折り紙作家・布施知子氏のもの(写真)をはじめ、日本の美を感じさせる作品が中心。海外からのゲストにも好評だ。

そんな贅沢な造りの「インペリアルスイート」だが、インテリアは華美さを排し、シックで落ち着いた雰囲気に。モダンでスタイリッシュなデザインを基調にしつつ、木やファブリックを多用し、日本の伝統美をそこかしこに演出。奥ゆかしくも優雅な佇まいに、日本を代表するホテルとしての矜持さえも感じられる。

また、ゲストに合わせてリビングを彩るフラワーアレンジメントを変え、チェックイン前にバスルームの床を適温にしておくなど、オークラならではのさり気ないおもてなしも心地よい。

本当のラグジュアリーや豊かさとは何なのか。それを実感できる滞在が、ここにはある。

 

主賓室

上部フロアにある主賓室。

The Okura Tokyo
インペリアルスイート

¥3,630,000[1泊1室、税サ込]※完成発表時の価格。現在は要問い合わせ。
住所:東京都港区虎ノ門2-10-4
TEL:03-3582-0111
詳細はこちら

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TEXT=村上早苗

PHOTOGRAPH=鈴木規仁

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