TRAVEL

2022.06.17

ひとり時間に最適な「パレスホテル東京」の新スイート──実は使えるスイートルーム案内<Vol.1>

国内旅行の需要が増し、ホテルでの“滞在の質”に重きを置く人が増えた今日において、特に見直されているのがスイートルームだ。実際「予約はスイートルームから埋まる」とも言われほどの高稼働ぶりで、マイクロツーリズムでテレワークをしたり、気の置けない仲間とカジュアルなパーティを楽しんだりと活用の幅も広がっている。新スイートが完成したばかりの「パレスホテル東京」、セレブが注目する旅先・ニセコにたつ「東山ニセコビレッジ・リッツカールトン・リザーブ」、言わずもがなの人気都市・京都に2022年オープンした「ホテルオークラ京都 岡崎別邸」を例に、スイートルームの今時の楽しみ方を探る短期集中連載。第1回は「パレスホテル東京」をピックアップ。

プレミアスイート

「プレミアスイート」(90平米)¥280,000~(1室1泊2名まで。税・サービス料15%別)。一人きりの滞在でも寂しさを感じない絶妙な広さが、心地よい。

家にいるような寛ぎを贅沢に楽しむ

都心にありながら豊かな緑に囲まれた場所にあり、落ち着きと品格に満ちた「最上質の日本」と呼ぶにふさわしい、おもてなしに定評のある「パレスホテル東京」。

1961年にフルサービス型のホテル「パレスホテル」として開業し、建て替えを経て2012年5月17日に「パレスホテル東京」としてグランドオープン。2022年5月17日に10周年を迎え、この記念の年に新設した「プレミアスイート」は、暮らすように滞在するホテルライフを提案する。

スイートとして、すでに「テラススイート」(120平米)など、広さや間取りの異なる12室があり、常に高稼働という人気だ。今回加わった「プレミアスイート」6室(90平米。ツイン2室、キング4室)は、ここ数年高まってきたワーケーションやステイケーションなどホテル滞在を目的とするニーズに応えている。

明るく開放的なリビングと緑豊かな眺め

ドアを開け、明るく開放的なリビングルームへ。ホテルの1室であるのに、瞬時にリラックスできてしまう。それは、窓の外に広がる皇居外苑の景色とつながる、木の温もりを取り入れた空間だから。自宅で過ごしているような安心感のある滞在が約束されている。

大きなL字型のソファとローテーブルが配され、親しい人とくつろぎのひと時を。訪問者を迎えてもゆっくりできるし、55インチのTVはモニターとしても使用できるから、商談するにもよさそうだ。

外の景色が望める窓辺にはダイニングテーブルが配され、日中はここで快適に仕事ができるし、食事をするにも最適なスペース。窓を開ければ、心地よい風を感じられる。自然を感じるアートが随所に置かれているのも、ゲストにリラックスしてほしいというホスピタリティを感じる。

プレミアスイート

客室に入ってすぐのエリア。右側がミニバーやワインセラー、奥に進むとリビングルームがある。

プレミアスイート

日本の自然、皇居外苑の景色にインスパイアされたアートが印象的。山形を拠点に活動する注目の若手アーティスト、春原直人の作品。

ウェルカムワイン

チェックイン時にはウェルカムスイーツやワインがセッティング。

ミニバーには小さなワインセラーが設置され、セッティングされている赤・白のワインのほかに、持参したワインを入れられるスペースが。お気に入りのワインをここで冷やしておき、夕方や朝にテラスで楽しむ喜びも。

ディナーは、ホテル内のレストランで味わうのももちろんいいが、インルームダイニングの充実度がスゴイ。例えば、オールデイダイニング「グランド キッチン」のカプレーゼをスターターに、メインは日本料理「和田倉」のステーキ重、デザートには「マロンシャンティイ」というように、ホテルの味を一度に味わうってこともできる。一部メニューは24時間オーダー可能だから、食べたくなった時にオーダーすればいいのだ。

ワインセラー

持ち込みワインも保管できる。

ベッドルームはさらに居心地のいいプライベート空間

ベッドルームはリビングルームと同様に、アースカラーをベースにした落ち着いた雰囲気。大きく深呼吸をしたくなる広がりのある空間だ。窓辺のロングチェアは、ひとりで物思いにふけりたい時にもぴったりなスペース。

ベッドルームには大きな鏡のドレッサーがあり、さらにバスルームには大きい"女優ミラー"があるので、自分の身支度はもちろん、パートナーを連れてきた時も喜ばれるはず。

プレミアスイート

壁は温もりのあるファブリック素材。

プレミアスイート

ベッドルームの奥にクローゼットとバスルームがある。

プレミアスイート

バスアメニティはバンフォード、タオルは今治タオルを採用。

クラブラウンジで過ごす時間も有意義に

スイートの宿泊には、19階にあるクラブラウンジへのアクセスが付く。チェックイン・アウトは混み合う1階のロビーを避けてこちらで。また、クラブラウンジでのアフタヌーンティーや夕刻のカクテルなどを利用すれば、より有意義に過ごせる。

クラブラウンジ

滞在中は自由に利用できる「クラブラウンジ」。

アフタヌーンティ

14:00~16:00は、アフタヌーンティーのサービスがある。

朝食はテラスでのんびり楽しむ

朝食はインルームダイニング、または、ホテル1階にあるオールデイダイニング「グランド キッチン」からセレクトできる。今回はインルームダイニングにして、テラスのテーブルにセッティングしてもらった。

インルーム朝食

テラスで清々しい朝の空気とともに朝食を堪能!

朝食とともに、ワインセラーにこっそり冷やしておいたお気に入りのシャンパーニュを開け、時を忘れて過ごすのも、このスイートなら許されるだろう。

まるで家にいるように寛ぎながらも、最上質な空間で1日を過ごすという非日常感。「パレスホテル東京」の新スイートは、自分だけのとっておきとしてアドレスに加えたくなる場所だった。

パレスホテル東京
住所:東京都千代田区丸の内1-1-1
TEL:03-3211-5218(宿泊予約)
料金:プレミアスイート¥280,000~(1室1泊2名まで。税・サービス料15%別)
客室数:284室(内プレミアスイート6室)

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TEXT=はまだふくこ

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