TRAVEL

2020.12.08

二条城近くに国内「Mギャラリー」の2拠点目が完成!

11月28日に京都・二条城前という好立地で開業した「京都悠洛ホテル二条城別邸 Mギャラリー」を最速リポートする。

京都悠洛ホテル二条城別邸 Mギャラリー

パリを拠点とし、世界110ヵ国で5000を超えるホテルやリゾートを展開する「アコー」。同社のプレミアムブランドである「Mギャラリー」は、昨年日本に初上陸した「京都悠洛ホテル Mギャラリー」の別邸として、「京都悠洛ホテル二条城別邸 Mギャラリー」を開業した。

テーマは「上質な非日常」だという。やや穿った捉えかただが、耳当たりのいい言葉ではあるものの、強い打ち出しはなく感じた。Mギャラリーがいうところの非日常とは何なんだろうか? そう考えながら京都駅から二条城方面に向かった。

通常ホテルのエントランスといえば、「ここが入口ですよ!」という強い主張があるものだが、ここにはそれがない。KYOTO YURAのエンブレムが小さく、設置されているのみだ。街になじみ、知らない人が見たら「新しいマンションが出来たな」というような存在感。狭い小道を抜けると、眼前に「ソラ・アソシエイツ」が手掛けた庭園が広がる。

離宮スイートバスルーム

離宮スイートのバスルーム。

ロビーの大きな窓ガラスは、透明度が高いミュージアムガラスを採用し、よりクリアに景色を楽しむことが出来た。特に朝、朝食に向かう際の光の入り方は、とても美しかった。

ロビー

デザインは、橋本夕紀夫デザインスタジオが担当。

部屋は全25室で、そのうち5室がバルコニー付き。すべて日本庭園・二条城に面している。 ところどころに朱色をさし、シックななかにも品のいいインテリアが完成している。壁面には伝統工芸である、なぐりの加工を加え、朱色の家具、漆喰壁、畳など、伝統的な素材をモダンにアレンジ。個人的にとても良かったのがアメニティ。フランス、ボルドーのぶどう畑から誕生したスキンケアブランド「コーダリー」のシャンプー等の品質の高さに感動した。現在は日本から撤退してしまっているブランドらしい(泣)。

離宮スイート

スイートルームは1室のみ。

レストランは「Singular 眞蔵」。総料理長にミシュランガイドにて4年連続選出された、元「ピエール」のシェフ、大久保 晋氏が就任。大久保氏が自ら厳選した食材で、フレンチと和の融合した料理を提供する。小さめポーションで、テンポよく、料理を提供するスタイルだ。ディナーのシンギュラーコースで提供する「土佐のあか牛 ネパール胡椒 北海道の百合根」が絶品で、大久保氏のセンスが感じられた一品だった。

レストラン

レストラン「Singular 眞蔵」の内観。

お料理イメージ

幻の地鶏とも言われている「京都七谷地鶏」も提供する。

コロナウィルスが蔓延し、海外旅行に行きにくくなっている期間が続いている。そのなかで別荘や別宅を求め、京都に狙いを定めている人も増えていると聞く。とはいえ、なかなか気にいった場所がすぐに出てくるわけでもないだろう。特に京都は。そんななか、誕生した「Mギャラリー」はまさに「別邸」。新たに土地も物件を探さなくてもいい。いわゆる分かりやすい煌びやかさはないけれど、シックで品格に満ちた「京都悠洛ホテル二条城別邸 Mギャラリー」には、「上質な非日常」があった。今の時代に合った宿泊施設だと思う。

 

外観
京都悠洛ホテル二条城別邸 Mギャラリー
電話:075-366-5806
住所:京都府京都市中京区市之町180-1
客室数:25室
料金:¥60,000~(1泊1室、税サ別)
詳細はこちら

TEXT=二本柳陵介

PICK UP

STORY 連載

MAGAZINE 最新号

2025年1月号

シャンパーニュの魔力

最新号を見る

定期購読はこちら

バックナンバー一覧

MAGAZINE 最新号

2025年1月号

シャンパーニュの魔力

仕事に遊びに一切妥協できない男たちが、人生を謳歌するためのライフスタイル誌『ゲーテ1月号』が2024年11月25日に発売となる。今回の特集は“シャンパーニュの魔力”。日本とシャンパーニュの親和性の高さの理由に迫る。表紙は三代目 J SOUL BROTHERS。メンバー同士がお互いを撮り下ろした、貴重なビジュアルカットは必見だ。

最新号を購入する

電子版も発売中!

バックナンバー一覧

SALON MEMBER ゲーテサロン

会員登録をすると、エクスクルーシブなイベントの数々や、スペシャルなプレゼント情報へアクセスが可能に。会員の皆様に、非日常な体験ができる機会をご提供します。

SALON MEMBERになる