英語力ゼロレッスン!「(笑)」を英語で今風に表現するとなんだ?

35歳・英語力ゼロなのに、会社を辞めていきなり渡英した元編集者。「その英語力でよく来たね(笑)」と笑われて2年後、英語力未だ0.5であえなく帰国。だけど日本にいたって、きっともっと英語は覚えられる! 下手でもいいじゃない、やろうと決めたんだもの。「人のEnglishを笑うな」第71回!

SNSで頻発!「(笑)」を英語で今風に表現すると!?

先日、担当したインタビュー記事が英語に翻訳されることがありました。翻訳者の方が作った英語原稿を見ると、何箇所か“(LOL)”という表記があります。これ、見たことある気がするけどなんだっけ? と思って日本語の原稿を見ると、“(LOL)”がある箇所すべてに「(笑)」がありました。

LOL = Laughing Out Loud(大きい声で笑う)

という意味で、“(LOL)”はまさに「(笑)」のことでした。

コラムなんかでは、たまにみかけますが、しかし実際に外国人の仲間内のSNSなどでこれを使っている人は今は減ってきているような印象です。

「(笑)」を表現したい時、だいたいみなさんこう書きます。

Hehehe または Hahaha

「へへへ」「ははは」。これはもう笑い声そのままです。口を開けてわらうのか、それとも口を隠して笑うのか、など「笑い方」は国によってさまざまですが、「笑い声」は人類ほとんど同じです。仲間内のグループSNSでは、ロンドンに住む友人が昨日もこんなメッセージを発信していました。

I drank 5 pints of beer last night hehehe.

「昨日5パイント(約3リットル)のビール飲んじゃったよ(笑)」ということになります。再ロックダウンがささやかれているイギリスは、「パブに行けなくなる前に!」と今のうちにビールを飲みだめているようです。

英語ではオノマトペ(擬音語)はあまり使われないので、最初の頃は「音をそのまま文字にしていい」ということにとても驚きました。

またこの表現もカジュアルなメッセージでよく見かけます。

Hmmm

これも声に出すと「ふ〜む」という音になるので、すぐお分かりになると思います。

Hmmm, I am not sure.(う〜ん、よくわからない)

なんて悩んでいる時に使えます。

またこれは、オノマトペではありませんが、ツイッターを徘徊していると、こんな表現もみかけます。

WTFWhat The Fuck

「まじか」「くっそー」というようなニュアンスで、驚き、またはイラつきを表現する時に使われている印象です。

とはいえ、驚き、笑い、悲しみをショートメッセージで表現する時、一番使われているのが「絵文字」です。「絵文字」は英語でも“emoji”と言うのですが、イギリス人が“We frequently use emoji(僕らはしょっちゅう絵文字使うよ)”と言っているのを聞いた時、「なんで『絵文字』なんて言葉知ってるんだ。それは日本語だよ!」と驚いてしまいました。

しかし「えっ。“emoji”って日本語なの!?」と逆に驚かれるくらい、当たり前の単語、ものとして使われています。

言われたくない批評ワード上位。「陳腐な」って英語でなんて言う?

先日、日本語レッスンの生徒さんがこう言いました。

It’s a banal joke.

なんと言っているかわらからず、「は? バナナジョーク?」と聞き返して苦笑されました。

Banal  =陳腐な

という意味で、「使い古されたジョークだよね」と言っていたようです。

Banal”は例えばこんなふうに使われます。

Because the movie’s plot was banal, we knew exactly how the film would end.(なぜならその映画の脚本は陳腐で、どう終わるのかもハッキリわかっちゃったよ)

「オリジナリティのない」「使い古された」「陳腐な」という絶対に言われたくない形容詞です。また「退屈」という意味でもこのように使われます。

Professor Yamada’s lectures are so banal they cause me to fall asleep.(山田教授の講義はすごく退屈で、寝ちゃうんだよ)

「退屈なもの」と言いたい時は“boring”と“dull”ばかりを使っていましたが、サラっと“banal”を使えたら、こなれている感じがするかもしれません。

とはいえ、なぜ生徒さんが“It’s a banal joke”と私に言ったのか、忘れてしまいました。もしかしたら無意識に“banal joke” =「親父ギャグ」を言っていたんじゃないかと、少しだけ自分を恐ろしく感じています。

MOMOKO YASUI
編集・ライター。1983年生まれ。男性ライフスタイル誌、美術誌、映画誌で計13年の編集職を経て2018年渡英、’20年帰国。


Illustration=Norio