2023年の夏は、何年ぶりかの本格的な旅を満喫しているという人も多いだろう。一方で、猛暑によりすっかり自宅生活が板についたという人もいるのでは。アートなど、身の回りのものを愛でる楽しさに開眼した人のなかには、盆栽に目を向ける人も増えているようだ。
伝統を紡いでゆくために、変化を受け入れる
先日、東京で初のポップアップショップを開催したスケープス。盆栽クリエイター濵地(はまち)周三氏による、盆栽×花×プロダクトという斬新な融合は、かつては御隠居の趣味という印象が強かった盆栽を、ともすればポップでアートフル、イケてる姿に生まれ変わらせた。
特徴は伝統的な盆栽にステンレスやアクリルの鉢を組み合わせていること。さらには、写真のように枯れ木と色鮮やかな生花を大胆に組み合わせるなど、古式にとらわれることなく、まさに盆栽にイノベーションを起こすクリエイティヴといえる。
育てるには相応の知識と技術を要するが、それもまた楽しみのひとつである。
▶︎ Information
先日行われたポップアップに続き、盆栽クリエイター濵地周三氏初の個展が2023年9月に開催。場所は5450ザ・ギャラリー(東京都港区南青山5-4-50 2F)。詳細は問い合わせにて。
スケープス Instagram: @__scapes__