2015年に発足したゲーテのトライアスロンチーム、「GLT(GOETHE LOVES TRIATHLON)」。その5期メンバーが2024年5月19日にハワイで開催されるホノルルトライアスロンを目指して合同練習をスタート。初トライアスロン完走に向けたその勇姿を追った。
トライアスロン初挑戦! ホノトラ完走を目指す
2024年で20周年を迎えるホノルルトライアスロン。5期メンバーはそんな記念すべき今年、完走を目指す。チームに参加するのは多様な分野で活躍するビジネスパーソン、総勢17名。
トライアスロン初挑戦を支えるのはトライアスロンのプレイングコーチで、現役の選手でもある梅田祐輝氏だ。東京都トライアスロン選手権2023で優勝を果たした実力者がメンバーを支えるのはGLTならでは。
本番ではスイム1.5㎞、バイク40㎞、ラン10㎞という順で3種目に挑む。コーチ指導のもと定期的に行われる合同練習で学び、個人練習へとつなげる。
初めての合同練習! 皇居ランと準備運動
2023年11月、皇居近くのランニングステーションに集合。第1回目の練習のランで、最も時間を費やしたのは準備運動だ。その理由を梅田コーチは語る。
「実際のレースで3番目となるランは、身体が疲弊している状態。通常よりも強い負荷がかかるため、無理のないフォームが鍵。だから基本が大事なんです」
自身の立つ姿勢や歩く姿勢を自覚して、故障せず長く走る姿勢を身体に覚えこませる。例えば、地面からの反発を活かす練習では、その場で飛び跳ねることで地面の反発を受けていることを改めて意識。そして、その反発を前に進む力にするため、前傾を強めるといった具合だ。
メンバー曰く、「走るということを深く考えたことがなかったので目から鱗」とのコメントが。
最大の難関「スイム」。基本の考えを身体に覚えこませる
第2回目の練習場所は有明のBUDDY スポーツアリーナ。「一番不安」とメンバーが口を揃えるスイムだ。気負うメンバーにコーチは声をかける。
「長く泳ぐために頑張り続けるのではなくて、浮くという感覚。一番大切なのは、正しいポジションで浮くこと。目標は『歩くように泳ぐこと』です」
念入りな準備体操がものを言う。イメージどおりに身体を動かすために体幹、肩甲骨、股関節周りをほぐす。レースでは1番目でスタートが早朝のためウォーミングアップの重要性も高い。
「浮きたければ沈んだほうがいい」と言うコーチのひと声で、頭をなるべく水に浸け、顎を引いて前というより下を向く意識を集中。腕をローリングして、身体の軸を保ち、それに合わせて呼吸も行う。
5期メンバーは必死でついていったと語るが、一歩一歩着実に意識が変わり、前進する。本番に向け、目下、上昇中!