筋肉美をもつ女神シリーズ28人目は、キム・ダヘ。連載「マッスル美女」とは……
健康美で世界の頂点に立ったマッスル美女
ボディビル&フィットネス・コンテスト「マッスル・マニア」。1991年にアメリカで行われて以来、イギリス、ブラジル、韓国など世界各地で開催。各国入賞者たちが集まる世界大会もあり、今年6月の「2023 マッスルマニア・マイアミ世界大会」で、ひとりの韓国人女性が栄冠に輝いた。
それが今回紹介するキム・ダヘ。健康的な女性らしさを競う“大会の華”ミス・ビキニ部門で1位になり、世界チャンピオンに輝いたマッスル美女である。
本業はウェイトトレーニングのトレーナーであり、ピラティス・インストラクターでもある彼女。女性会員限定のマンツーマン・レッスンが好評で噂が広がり、知る人ぞ知る存在に。
2021年に出場した「マッスルマニア・コリアチャンピオンシップ」で、ミス・ビキニ部門で1位になり、さらに、斬新なテニス・コンセプトで観客を魅了して “ギャラリーKビーナス賞”とスポーツモデル部門の女性グランプリにも輝いた。
「2021年のときは多くの方々の後押しもあって出場した最初の大会で、素晴らしい選手たちと競いあえただけでも幸せでした。“受賞に驕らずにもっと励もう”と、次は世界大会にチャレンジしようと決心し、2年後に世界の頂点に立つことができて、本当に嬉しかったです」
美ボディづくりのコツとは
では、世界の頂点に立つためにどんな準備をしたのだろうか。
「とりあえず筋トレと有酸素運動を毎日やりました。午前と午後に分けて、最低でも1日3時間は汗を流します。筋トレ2時間、有酸素運動は1時間くらいでしょうか。そして大会が近づいてきたら筋トレの量をやや減らし、有酸素運動を増やしました。有酸素運動は腹部の脂肪を燃焼させるのに効果的で、引き締まったウエストラインづくりには欠かせないので。あとは暇さえあれば、鏡の前に立ってポージングを繰り返し、ステージで美しく闊歩するためのウォーキングの練習をしました」
まさに朝から晩までボディメイクのために汗する日々。体を動かし体力を消費すれば、当然、お腹が減り適切なエネルギー補給も必要となるが、その食事法とは。
「あらかじめ食卓に座る時間を定めて規則的に食事を摂るほうですね。玄米やコンニャク米、鶏胸肉を使った減塩料理をよく食べますし、それでもお腹が空いたらキュウリやニンジン、サツマイモなどで空腹感を解消し、たまにオートミールや牛肉の赤身ステーキなどで気分転換します。会食や仕事の事情で、この食事ルーティンを守れずに他のものを口にしてしまった場合は、翌日のトレーニング量を2倍に増やしてリカバーします(笑)」
ボディメイク最大の魅力=自己肯定感
トレーニングはもろちん、日常の食事にも気を配って作りあげたボディ。その過程で自ずと自己肯定感が高まることが、“ボディメイク”の最大の魅力ではないかとキム・ダヘは感じるという。
「トレーニングやフィットネスをやっている方々なら賛同いただけると思うのですが、筋トレや有酸素運動を続けることで体形が変わり、変わった体形を鏡で確認したとき、“やり遂げた”という自信が沸いてくるような気がするんですね。キツく厳しいときもあるけど、一生をともに歩みたいパートナー。私にとってトレーニングとはそういうものです」
そのトレーニングの成果が世界大会でも評価された今、キム・ダヘの人気はうなぎのぼりだ。2023年6月には韓国の人気フィットネスマガジン『MAXQ』の表紙と巻頭グラビアも飾り、それが各種メディアで取り上げられるほどのニュースになった。
「今後も多くの方々から応援していただけるように頑張りたい。これからも謙虚に努力していきます!!」
健康美で世界の頂点に立った、韓国のフィットネス・ヴィーナス。今後の活躍がますます楽しみだ。
■連載「マッスル美女」とは……
健康志向が高まり、体を鍛える人が増えている昨今。お隣・韓国でも全国各地で大小さまざまなボディビル大会や"美ボディ・コンテスト"が開催されており、ここから輩出された"マッスル美女"たちが脚光を浴びている。美しくもしなやかな筋肉美をもつ女神をシリーズで紹介する。