悩んでいるのに、なかなか相談できないのがEDとAGA。オンラインで診療が完結、画期的なサービスが注目されている。【特集 メンテック最新案内】
男性特有の悩みを恥ずかしいと思うのが間違い
平野巴章氏は、クリエイティヴディレクターやプランナーとして広告に携わってきた。一見、畑違いのようにも思えるEDとAGAのオンライン診療での起業を考えたのは、個人的な動機だったという。
「パートナーができて、セックスをする時に勃たないことがあった。学生時代にそういう経験があったのですが、なんとかしたいという思いからクリニックを受診しようと思ったんです」
ところが、EDの治療を行うクリニックを調べると、どこもマッチョな男性が登場して「昔の自分を取り戻そう」的なコミュニケーション手法ばかりで、自身との距離を感じたという。
「“ここに行くしかないか”と都心の雑居ビルを訪ねると、丁寧な感じはまったくなく、診療は流れ作業。でも、薬はちゃんと効く。誤解されている治療の価値を正しく伝え直すことは広告の仕事に近く、自分ならできると思ったのが起業理由です」
Oopsを立ち上げるにあたって、幸運だったことがふたつあったと振り返る。
「コロナ禍にあって、オンライン診療が初診から認められるようになりました。もうひとつ、おでこが広くなり始めたのが気になって、3年ほど前からAGA治療の権威である佐藤明男先生のクリニックに通っていたんです。佐藤先生に、新しいビジネスについて相談すると、一緒にやろうと言ってくださった」
こうして、2021年4月にED診療のOops LOVE、9月にAGA診療のOops HAIRをローンチした。開業から約1年半、ふたつ合わせて1万人以上が利用し、毎月約1.5倍の勢いで売り上げが伸びているという。悩んでいた人は多かったのに、適切な受け皿がなかったのだ。Oopsの公式サイトにアクセスすると、信頼に足る情報が簡潔に示され、親しみやすいビジュアルが受診ハードルを下げてくれる。
「信頼する女性にアートディレクションをお願いしている。これは男女の問題なのでぜひ女性に参画してほしかったんです」
Oopsの成功を受けて似たようなサービスを提供するライバルが登場しているという。けれども平野氏は、自信満々だ。
「まず学会で要職を務める先生が診療。さらに、安価な海外製未承認薬は処方せず、国内承認薬だけを処方します」
つまり、しっかりした診療サービスの礎の上に、アクセスしやすいウェブサイト構築や、携行しやすい薬のパッケージなど、巧みな“見せ方”が載っているという構造なのだ。
EDならストレスや加齢に伴う血流の滞りを解消すること。AGAならヘアサイクルを乱す酵素の働きを抑えること。治療方法は医学的に確立されている。
まさに男性の健康課題を最新のオンラインサービスで解決するOops。悩んでいるのなら、この新サービスを利用しないという手はない。
AGAの権威佐藤先生が監修
実績豊富な医師が診察と処方、オンラインで完結!
Oops HAIR(AGA診療):受診は早いほどいいAGA
まずはLINEで相談することからスタート。予約をすると、医師がオンラインで診療してくれる。そして、日本皮膚科学会が作成したAGA診療ガイドラインで推奨されているA評価の治療法を提供。場所や時間を気にせず受診できる。
5α還元酵素の働きで、男性ホルモンがDHTに変換されることがAGAの原因。酵素の働きを抑えることでヘアサイクルの乱れを整える。「フィナステリド(橙)」が1ヵ月5,500円、さらに薬の力が1.6倍強く、高い効果を発揮する「デュタステリド(青)」が1ヵ月8,250円。別途、塗布剤も用意。
Oops LOVE(ED診療):EDに対する処方薬はふたつ
スマホでOopsをLINEの友だちに追加、問診票に記入して予約の日時を決める。電話で医師の診察を受けると、薬を処方してくれる。診療時間は、だいたい5分程度。診療後は、薬を即日発送するから、最短で翌日にはポスト投函される。指定の場所に薬を送ってくれるのが嬉しい。
勃起不全の主原因はストレスや圧力などの心因性と、加齢や動脈硬化に起因する器質性のふたつ。血流を悪くする「PDE5」という物質の働きを抑制して解決。作用時間が4時間の「SPEED(青)」が1錠1,210円、36時間の「MILD(黄)」が1錠1,738円。すべて日本で製造された正規薬のみ扱う。