EXILEをはじめLDH所属のアーティストや五輪メダリスト、経営者などをサポートする、フィジカルトレーナー吉田輝幸さんによる著書『6つの力を養い、理想の働き方を叶えるトレーニング』から最新トレーニング理論を大公開。これまでの連載をピックアップして紹介する。寒さで憂鬱な冬にこそ家トレを強化し、目指せ! ビジネスアスリート。
疲れない身体づくり!「副社長」であるお尻を鍛えよ
ビジネス・アスリートを目指す人たちに向けて、トレーナーの吉田輝幸さんが常日頃から言っていること。それは「体を正しく使う」こと、そして正しく使うとはすなわち「体は中心から動かす」ということだ。体はその幹となる体幹を使って動かすもので、脚や腕から動かすのではない。吉田さんはこれを、会社経営にたとえている。
「体幹の中でも中心にある腹筋が、体の社長です。そこから脚や腕、足先や手の指など末端にいくほど、部長、課長と役職や権限が下がっていきます。どんな企業も、経営トップが明確な意思決定を下して経営責任も負っているように、体の動きも、メインは中心部にあるのです」
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チャレンジ精神が上がる!? 「お尻の筋肉✖️股関節」をコラボで鍛える
お尻の筋肉は、歩く、走る、止まる、サッカーのキックのように腰をひねりながら脚を蹴り出すなど、大きな筋肉の中でも複雑で重要な役割を担っている。前回紹介したように、トレーナーの吉田輝幸さんが「尻の筋肉は、会社では副社長に当たる」というゆえんだ。今回は、複数の筋肉から構成される(臀筋群)なかでも「中臀筋」を鍛えるトレーニングを紹介する。「ドギー」というネーミングのとおり、オス犬が後ろ脚を片方上げて用を足すような動きの筋トレだ。
「中臀筋は、お尻の深部にあって、脚を左右に動かす動作におもに関わります。お尻の筋肉は股関節と連動して動きますが、中臀筋は股関節の横回転に関わるイメージです。この筋肉が衰えると、股関節も硬くこわばって可動域が狭くなり、脚を横方向に上げたり開いたりしづらくなってしまいます」
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基礎代謝がアップ! 下半身のパワーを生み出す大臀筋のトレーニング
筋トレは「大きな筋肉から小さな筋肉へ」の順に行うのが原則だ。筋肉の大きさと使うエネルギー量は比例するため、小さな筋肉のトレーニングからはじめてしまうと、大きな筋肉を鍛える頃には十分なエネルギーが残っていない可能性があるからだ。
また、大きな筋肉を動かす時は、それに伴ういくつもの関節や筋肉を使っていることが多く、大きな筋肉のトレーニングは、関節的に小さな筋肉も鍛えることができている。ダイエットの点からも、大きな筋肉を優先的に鍛えれば基礎代謝がアップする。
「全身でもっとも大きいのは太もも前の筋肉(大腿四頭筋)ですが、体を中心から動かすという役割の面では、腹筋が最重要ポストの社長です。そして、お尻が副社長。実際、複数の臀筋群のなかでも大臀筋は、全身で2番目に大きな筋肉です。背骨から腿のつけ根まで尻全体を大きく覆う筋肉で、もも裏の筋肉(ハムストリングス)と連動しています。つまり歩く、走る、椅子から立ち上がるなど、下半身を使う動作でパワーを発揮します」
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