EXILEをはじめLDH所属のアーティストや五輪メダリスト、経営者などをサポートする、フィジカルトレーナー吉田輝幸さんによる著書『6つの力を養い、理想の働き方を叶えるトレーニング』から最新トレーニング理論を大公開。これまでの連載をピックアップして紹介する。寒さで憂鬱な冬にこそ家トレを強化し、目指せ! ビジネスアスリート。
“爽快に目覚める”のための肩甲骨ストレッチ
目は覚めても頭がぼんやりする。なかなかベッドから出る気にならない……。眠りの悩みは、起きた時に感じることも多い。特に、低血圧の人は体がしっかり起きるまでに時間がかかることもある。気分よく効率的に過ごすためには、眠り(オフ)と覚醒(オン)を上手に切り替えることが不可欠だ。
それには、寝起きに軽いストレッチを行うこと。睡眠中は体温や血圧が下がっているのだが、ストレッチによって十分な酸素を体内に取りこんでやると、全身の血流が促され、目覚めのスイッチが入れやすくなる。
そこで吉田輝幸さんが特におすすめするのは、肩甲骨のストレッチだ。
「夜、ストレッチで姿勢を整えてから眠ることは前回お伝えしましたが、それでも不自然な体勢で寝ていたりして、体には多少の負担がかかっています。これをスッキリ解消できるのが、肩甲骨のストレッチ。肩甲骨まわりは、仕事中あまり動かさない場所です。寝ている間に凝り固まった状態のままで仕事をしていては、肩こりになってもおかしくありません。ここを朝のうちに活性化させておけば、日中の動きもスムーズになります」
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良質な眠りのためには、脳と体の”疲労バランス”を整えろ!
体のためにも、いい仕事をするにも、睡眠が重要なのは重々承知だが、ゆっくり寝ている時間はないこともある。忙しすぎると、「寝ている間も仕事していた気がする」などと思った経験もないだろうか。
「これは、脳と体の疲れ具合のバランスが取れていないんですよ」と、吉田輝幸さん。
リモートワークにしても、頭はフル回転で使っていても、体はそれほど動かさず元気が余っているアンバランスになりがちだ。それなら、起きている間に多少ハードなエクササイズを取り入れて、「体を意図的に疲れさせる」ことをすればいい。ここで紹介するのは、見た目としては下半身をダイナミックに動かしながらも、全身運動のエクササイズだ。
「最初の姿勢をつくるだけでも、上半身と体幹をしっかり使えていないとできない筋トレになっていますし、そこに脚の大きな動きで有酸素運動の要素も加わります。実際にやってみると、案外キツくてすぐに息が上がるはずですよ」
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