数値化は課題を明らかにし、問題解決に向けての最善の一手を投じるための最強のツール。それは、ビジネスだけではなく私生活においても同様だ。トレーニング、睡眠、SEX……。身の回りのあらゆる物事を数値化して、パフォーマンスを爆上げせよ!
仕事に邁進し、圧倒的な結果を残すためには質の高い休息が絶対に必要。睡眠のクオリティをより向上させるために数値化術を取り入れたい。
眠りの深さ
深い眠りをブーストして質の高い休息を実現
人間は、“深睡眠”という深い眠りの状態時に心拍数と呼吸が最も安定し、筋肉がリラックスした状態になるという。このヘッド装着型のデバイスは、その深睡眠を脳波から感知すると、より睡眠の質を高めてくれる音である“オーディオトーン”を流し、深い眠りの持続時間をブーストしてくれる。睡眠時のデータを管理したり、入眠や起床をサポートする機能もある。
いびき
一緒に寝たくないとはもう言わせない!
ひどいいびきはパートナーにとってもストレスであり、睡眠時無呼吸症候群ともなれば、心筋梗塞や脳梗塞、生活習慣病にもつながる恐れがある。いびきの悩みがある人は、早急な解決を。「Sleeim」は、首に装着し呼吸をモニタリング。いびきや呼吸レスを感知したら、振動して物理的刺激を与えることで通常の呼吸へと導く。また、アプリではいびきや呼吸レスの割合をグラフ化してくれる。
入眠角度
自分に合った眠りやすい角度を発見する
睡眠の質を高める方法はいくつもあるが、パラマウントベッドは入眠角度というアプローチを提案。角度をつけて入眠をサポートしてくれる「アクティブスリープベッド」は、呼吸が楽になる「呼吸ポジション」や、体圧を分散する「リラックスポジション」など5つのプリセットに加え、任意で角度を設定できる機能も搭載。心地よく眠ったことを感知すると、ベッドが自動でフラットに戻るので寝返りを邪魔することもない。また、ベッドの背を起こす機能によって、すっきりとした朝の目覚めを促してくれる。ベッドとセットで販売されているマットレスは、6つの部位を10段階の硬さに調整できるので、自分の心地よい入眠角度を求めて毎夜研究に励むのも楽しそうだ。
寝相
着るだけで睡眠状態を見える化するパジャマ
人生の約3分の1の時間を占めるともいわれる睡眠。日中のパフォーマンスを上げるためにも、睡眠の質は高めていきたい。ここ数年でさまざまな製品が登場したスリープテック業界だが、ゼノマ社とアーバンリサーチが共同開発したのは、なんとセンサー機能つきのヘルスケアパジャマ。ポケットの中にセンサーを設置し、衣服内温度や寝返り、脈拍、呼吸などの動きをもとに睡眠の質を計測。スコアやグラフ化してアプリで表示してくれる。着るだけで睡眠計測ができる手軽さも魅力だ。
Edit=西原幸平(EATer)