人と人とを結び、支援の輪を広げる。チャリティ活動の形はさまざまだが、リシャール・ミルではその使命を特別視せず、笑顔とともに生みだそうとしている。「リシャールミルジャパン チャリティマッチ 2024」は、そんなゴルフイベントだ。
チャリティ活動に関わること。それはアスリートの使命
男女プロゴルファー30名が15組に分かれて戦うチャリティペアマッチ「リシャールミルジャパン チャリティマッチ2024」。イベントの初日にはプロアマ戦も行われ、リシャール・ミルのオーナーがプロからアドバイスを受けながらラウンド。真剣な戦いのなかにも笑顔がこぼれた。
また、プロアマ戦前夜祭ではオークションが行われ、集まった収益はJGTO選手会などに寄付された。そして、本大会を通じて2024年1月の能登半島地震で大きな被害を受けた加賀観光協会へ1000万円、認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえへ1000万円とホールインワンチャレンジの達成賞金10万円を寄付することも発表された。
このチャリティイベントの中心的役割を果たすのが、リシャール・ミルの“ファミリー”である、宮里優作プロ、青木瀬令奈プロ、成田美寿々プロだ。
「チャリティはプロゴルファーにとって“与えられた使命”でもあります。PGAツアーではトーナメント開催地でチャリティ活動を行いますし、多くのゴルファーが参加します。自分の行動が、誰かの助けになるというのは本当に素晴らしいこと。リシャール・ミル ファミリーになれたことでチャリティ活動に参加できる機会ができた。自分たちが積極的に動き、誰かをサポートできるのはプロゴルファー冥利に尽きます。若い選手にもこういう活動をつなげ、伝えていきたいですね」と宮里プロは語る。
リシャール・ミルは意識的にゲストを巻きこみ、チャリティに対してみんなで協力しようというムードをつくっている。
「みんなで一丸となってチャリティ活動を行うほうが、より大きな力になるし継続もできる。私たち3人も連絡を取り合い、イベントに参加する選手たちの要望などをまとめました。チャリティ活動だからこそ、参加者自身も楽しんでほしい」と青木プロ。だからこのイベントには、笑顔が溢れる。
「私自身も楽しみました。普段は男子プロとラウンドすることはありませんから、高いレベルのプレイを間近で見ることは刺激になります。私もパワフルな球を打てるんじゃないかって大振りになっちゃいましたけど（笑）。私自身もプレイヤーでいるうちは、プレイで還元していきたい。子供たちには夢を持ってもらいたいし、もっと視野を広げてもらいたい。だからもっとみんなと交流したい」と成田プロも、チャリティ活動に積極的だ。
真のラグジュアリーブランドとは、物質的な豊かさを提供するだけでなく、心の豊かさも兼ね備えていなければならないと、リシャール・ミルは考える。支援を必要としている人々に手を差し伸べるのは当然のことだが、それは笑顔とともにありたい。それこそがリシャール・ミルの使命でもあるのだ。
青木瀬令奈／Serena Aoki（左）
2018年からリシャール・ミルのファミリーに。小柄ながら、抜群の距離感を武器にJLPGAツアーで5勝。2023年2月からリシャール・ミル所属となると、同年自身初年間2勝を達成。リシャール・ミルが勝ち運を引き寄せた。愛用モデルは「RM 07-01 オートマティック レーシングレッド」
宮里優作／Yusaku Miyazato（中央）
2015年からリシャール・ミルのファミリーに。日本ツアーで7勝。ファンサービスの向上やファンとの親近感を大切にする人気プロゴルファー。2024年の1月に左ひざ半月板断裂という大けがを負ったが、 4月下旬には公式戦に復帰。愛用モデルは「RM055 バッバ・ワトソン」など。
成田美寿々／Misuzu Narita（右）
2020年からリシャール・ミルのファミリーに。JLPGAツアーにて13回の優勝を誇る人気プロゴルファー。一時期はイップスなどで苦しみ、休養期間もあったが2022年に復帰。各大会で好成績を残しており、その復活劇でも注目。愛用モデルは「RM 67-02 オートマティック エクストラフラット」
※GOETHE2024年10月号P123「リシャールミルジャパン チャリティマッチ 2024」にて、成田美寿々プロがリシャール・ミルのファミリーになった年に誤りがありました。正しくは「2020年」です。読者の皆様および関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたことをお詫びするとともに、訂正いたします。
