マラソン選手の大迫傑氏のトレーナーを務める五味宏生氏に、ゴルファーのための疲れた身体を回復させるトレーニングを教えてもらった。2回目は背骨を伸ばして上体を正しくスムーズに捻転できるようにする回復トレーニング。【#1】 ※アコーディア・ゴルフのゴルフメディア「SHIBAFU」の提供記事。
背骨を伸ばしてスムーズにスイング
ゴルフのスイングは身体を素早く、強く捻転させなければいけない。そこで上体が正しくスムーズに捻転できるように背筋を伸ばしつつ脊柱、いわゆる背骨を捻るトレーニングを紹介する。
首に近いほうの背骨と腰に近いほうの背骨を捻るふたつのトレーニングを行えば、スイングスピードがアップ。また、姿勢がよくなる効果も。
【1】
両膝と両肘を曲げて床に伏せる(“ごめんなさい”のポーズ)。片腕を曲げて頭の後ろに掲げそのまま上へ持ち上げると、首に近いほうの背骨に効く。左右10回ずつ。
【2】
先ほどの“ごめんなさい”のポーズから、両腕を前方に伸ばす。これは背筋のストレッチに効果がある。その姿勢から先ほどと同じ動作を繰り返すと、今度は腰に近いほうの背骨に効く。こちらも左右10回ずつ。
このリカバリートレーニングはゆっくり、無理せず行うことがポイントだ。
五味宏生/Koki Gomi
1983年埼玉県生まれ。日本陸上競技連盟医事委員会トレーナー部委員。日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー。早稲田大学スポーツ医科学学術院(スポーツ科学修士)在籍中に、はり師・きゅう師・あん摩、マッサージ指圧師の国家資格を取得。日本陸上競技連盟医事委員会トレーナー部委員を務め、主に陸上競技のトレーナーとして選手のケア、リハビリ、トレーニングなど幅広い分野で活動を展開する。また、大迫傑、小池祐貴、戸田雅稀といった日本トップレベルの陸上競技選手のトレーナーも務め、現在はフリーランスとして活躍。
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