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GOLF

2022.04.19

【キャロウェイ】驚くほどの初速が出るドライバー「ROGUE ST MAX」──ゴルフギア連載

ゴルフギアは進化がめざましく、同時にゴルフファッションの多様化がここに来て一気に進んでいる。ギアやレッスンプロに精通するゴルフライター出島正登氏と、ゴルフのファッションとビジネスに注目しているゲーテ前編集長の二本柳陵介が新作を解剖。第2回目の今回は、キャロウェイ「ROGUE ST MAXドライバー」をご紹介! 第1回【アディダスゴルフ】革新的システムにより、やさしさに包まれるゴルフシューズ「TOUR360 22 BOA」はこちら。

創業者のレガシーを受け継いだ至極の一本

「誰もが楽しめるように、誰もが打ちやすいクラブを提供する」。キャロウェイゴルフ創業者のイリー・リーヴス・キャロウェイがゴルフビジネスに参入した1982年当時、ゴルフはプロや一部の上級者しか楽しむことが出来なかった。より多くの人にゴルフを楽しんで欲しいという創業者の想いは、今回紹介する「ROGUE ST MAX ドライバー」という形で現代まで受け継がれている。

出島 春先に新モデルを発売するメーカーが多いですがキャロウェイさんもその一つです。ここ数年はキャロウェイさんとテーラーメイドさんが、新機能を競い合うような構図になっていて、毎年業界的にも注目する部分ですが、今年はテーラーメイドさんの「ステルス」がかなりの注目を集めていますね。確かに良いクラブです。が、今回は敢えて「ROGUE ST」推しです。なぜかというかめちゃくちゃ初速が上がったからです。僕が(笑)。

二本柳 初速って重要なんですか?

出島 初速はインパクト直後のボールのスピードのことで、最近はプロも、まず初速の数値が上がっているかどうかをチェックしていますね。メーカー的にも初速をいかに上げるかっていう競争になっています。フェースの反発規制があるので、各メーカーが開発努力で競い合っている感じですね。そういう意味で今回の「ROGUE ST」は凄い。実際に打ってみて感じたのは、ミスヒットしたときにほとんど距離が落ちなかったこと。芯に当たれば初速も上がって飛ぶのは当たり前なんですが、ミスヒットしても飛距離的に落ちなかったことに驚きました。

二本柳 それはどんな構造になってるんだろう?

出島 キャロウェイ独自のAI設計による“FLASHフェース”が今回の「ROGUE ST」にも採用されているんですが、それ自体が進化しているらしいですね。

二本柳 最近はゴルフクラブもAIなんですね。

出島 本当ですよね。でも、AIを活用することで何年もかかる技術が一気に短縮されて、進化のスピードは確実に早まったようですよ。
今回のさらに進化した“FLASHフェース”は、フェース面の当たる箇所それぞれでたわみ方が異なるんです。例えばフェースセンターよりも先に当たったら、そこでの適正のたわみ方をする。ヒール側だったら、そこの適正のたわみ方をするんです。打点によってたわみ方が違う。AIじゃなきゃできないことです。要はどこに当たっても初速が落ちないわけですから、飛距離が落ちないのも納得です。芯に当たらないアマチュアこそ恩恵を受けられることは間違いないですね。

二本柳 プロも使っているんですか?

出島 結構女子プロはこれに切り替えてるんじゃないですかね。横峯さくらプロや河本結プロ、あとMAXではなく「ROGUE ST」ですが、西村優菜プロも使っていますね。男子でも海外勢はジョン・ラームやザンダー・シャウフェレらが使っています。

二本柳 やっぱり、女子プロを参考にするのが良いんですかね?

出島 ボール初速で言うと70m/sが300ヤードを超えるくらいの尺度って言われていますけど、女子プロの平均が約60m/sなんです。それで飛距離的には240ヤードくらいなので、アマチュアの一般男性が初速60m/s出せれば、そこそこ飛んでるほうに入りますね。初速が出なくて悩んでいる人は「ROGUE ST」で女子プロ並みに飛ばせるかもしれません。

二本柳 じゃあ今年の一押しは「ROGUE ST」ということですね。

出島 個人的には! 本当にめちゃくちゃ良いクラブなんですが、ちょっとあちらに押されている感は否めないので(笑)。

二本柳 でも、ミスショットしても距離が変わらないっていうのは魅力的だなぁ。

出島 言い換えると曲げにくいとも言えるんですけどね(笑)。でもアマチュアは絶対曲がらない方がいいですよね。

二本柳 確かに。曲げようなんて考えたことない!(笑)

ROGUE ST MAX ドライバーはミスフェースを許さない。インパクト時のパワーを逃がさず、しっかりとボールへ伝えてくれる。
ROGUE ST MAXドライバー¥78,210~

二本柳 きれいに振ったほうが初速は上がるんですよね?

出島 基本的にはそうですね。弾道測定器で測ったときのデータも、ミート率が高くなると初速が物理的には上がります。ただ、そういう意味では「ROGUE ST」はミート率を下げても、要は芯を外しても初速を上げてくれるから、適当に振っても飛ぶかもしれません(笑)。

二本柳 ドライバーだけは毎年最新作に買い替えるって人が多いけれど、そんなに年々機能は上がるものなんですか?

出島 最新作に替える度に飛距離が伸びるかって言われると、それは無いと思いますけど、ドライバーの性能は年々進化していると思いますね。AI設計の“FLASHフェース”もそうですが、ミスヒットにいかにカバーできるかも大切な部分ですからね。あとは素材なんかも、もしかしたら今後もっと凄いのが出てくるかもしれないですし。

二本柳 確かに素材はまだまだ可能性がありそうですよね。

出島 今回のMAXの他にも「ROGUE STシリーズ」にはドローが打ちやすい「MAX D」と、低スピン&強弾道の「MAX LS」、さらに速く振れる「MAX FAST」があるので是非試してみてください。

※第1回【アディダスゴルフ】革新的システムにより、やさしさに包まれるゴルフシューズ「TOUR360 22 BOA」はこちら。

ポロシャツ R22134103 ¥19,800、バケットハット C22191113 ¥5,720


Masato Ideshima(右)
研修生を経てゴルフ出版社に勤務。現在はフリーライターとして、ゴルフメディアを中心に活動。国内男子のAbemaツアーのライターも担当。ゴルフ歴30年。ベストスコア70。研修生時代に工房をしていたこともあり、自身のクラブは自分で調整。年齢と共に効率良く飛ばせて、スコアが出せるギアを探し続けている。

Ryosuke Nihonyanagi(左)
ゲーテ前編集長。長谷部誠『心を整える。』などベストセラー多数担当。長年、アコーディアの会員誌を製作。ゴルフ歴は6年。ギアは見た目派。ウエアは白が好み。スイングを綺麗するのが目標。ベストスコアは81。

TEXT=荒谷優樹(ゲーテ編集部)

PHOTOGRAPH=植一浩

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