イタリア・ミラノ発のラグジュアリーレザーアイテムブランド「ボナベンチュラ(BONAVENTURA)」がイタリア旧王室であるサヴォイア家とのコラボレーションアイテムを発表。サヴォイア家の現当主がその高貴な魅力を語る。
イタリアが誇るレザーブランドとヨーロッパ随一の名家との出合い
洋の東西を問わず、芸術や工芸といった文化の発展に、王侯貴族は計り知れない影響を与えてきた。
エスタブリッシュメントに寵愛された芸術家や職人たちは、彼らの研ぎ澄まされた感性に応えるべく切磋琢磨し、目を見張る逸品の数々を生み出してきたのだ。
そんな文化を巡る発展的関係を思わせるのが、イタリア・ミラノ発のレザーアイテムブランド「ボナベンチュラ」がこの度発表した新しいコラボレーションコレクション「サヴォイア×ボナベンチュラ(SAVOIA×BONAVENTURA)」である。
その名にピンときた読者は、ヨーロッパやイタリアの歴史に少なからず興味をお持ちに違いない。
そう。「サヴォイア」とは、かつて複数の小国が割拠していたイタリア半島を初めて統一し、1861年にイタリア王国を樹立させたイタリアの旧王家、サヴォイア家のことである。
イタリアでは1946年に王制が廃止されているが、同家は現在も国民に親しまれている。そんな欧州随一の名家は、なぜボナベンチュラとコラボするにいたったのだろうか。
「私は旧王家の一員として、イタリアの発展に貢献したいといつも願っています。そしてイタリアの素晴らしい産品をもっと世界へ広めたいと、常々思っているのです。
その点、選りすぐった高品質なレザーを用い、職人が細部まで丁寧に仕上げるボナベンチュラのレザーアイテムは、イタリアが世界に誇るべき逸品のひとつと感じました。そんなボナベンチュラとのコラボレーションを、とても喜ばしく思っています」
このように語るのは、今回のコラボレーションコレクションの発表に合わせて来日したサヴォイア家の現当主、エマヌエーレ・フィリベルト・ディ・サヴォイア公爵だ。
王家としての役割は終えたとはいえ、王太子にふさわしい国へ奉仕する気概の持ち主である。
そんなサヴォイア公爵のイタリアへの思いと、それに応えるボナベンチュラの高度なモノづくりこそが、サヴォイア家としては初となる民間ブランドとのコラボを実現させたといえるだろう。
現代のスタイルにマッチする、トラディショナルとモダンの融合
そんな「サヴォイア×ボナベンチュラ」のレザーアイテムは、ボナベンチュラのコレクションをベースに、ボナベンチュラが誇るシュリンクレザーをサヴォイア家の象徴“サヴォイアブルー”に染め上げたもの。
聖母マリアの服の色を端緒とするサヴォイアブルーは、700年以上もサヴォイア家に伝わり、現在ではイタリアのナショナルカラーにもなっている由緒正しいカラーであると、サヴォイア公爵は話す。
「サヴォイアブルーのトラディショナルさとブラックのモダンさが融合した、素晴らしいコレクションになったと自負しています。
各アイテムの配色はモンドリアン(オランダの抽象画家)の作品〈コンポジション〉を意識し、ボナベンチュラと何度もやり取りして細部まで決めました。
アイテムによってはサヴォイアブルーを内側に用い、控えめな好みの方も持ちやすいようにしています」
高貴なエレガンスと都会的なスマートさが溶け合う「サヴォイア×ボナベンチュラ」は、現在ボナベンチュラの公式オンラインショップにて予約を受付中。2024年9月末頃に発送及び一部店舗で発売予定となっている。
数に限りがある限定コレクションゆえ、早めの予約をお勧めしたい。
問い合わせ
ボナベンチュラ カスタマーサポート TEL:050-3204-4803