最上級=高価なもの、ではない。価格以上に価値のあるアイテムも最上級たり得る逸品といえる。それを使いこなせるかどうかが、違いのわかる男の分水嶺だ。今回はバッグ・イン・バッグを6つ紹介。【特集 最上級主義2024】
二の矢を仕込んでおくのがワンランク上のお洒落
アイコニックなメゾンのバッグは、都会的なエレガンスを示す格上げアイテムの最有力。ただ、その存在感の強さからひと目でそれとわかるデザインを敬遠する人も少なくないのでは。そこで頼りになるのが、バッグ・イン・バッグ。普段は見えずとも、バッグの中から取りだした瞬間にちらりと覗くだけで、洒落感は十分得られるのだから。
バッグ・イン・バッグの利点はもうひとつ、実用性だ。近年、美容に気を使う男性が増え、ポーチをはじめとするミニバッグは、実に使い勝手がよく携帯する人も増えたとか。ともすると、バッグ内の整理&仕分けという実用的な側面でも、持っておいて損はない。それが高級感のあるものならなおさらだ。
これまで敬遠してきた人も、違った使い方をしたいという人も、さり気ないアピールができるミニバッグならすぐに取り入れやすいはず。象徴的でラグジュアリーな意匠も、この使い方なら、クラス感あるお洒落に昇華してくれる。
1.セリーヌ|クリーンな印象を添えるホワイトモノグラム
爽やかな白にトリオンフキャンバスが高級感を与え、ブラウンのカーフレザーがアクセントに。デタッチャブルのショルダーが付属し、単体での使用も可能だ。
2.ルイ・ヴィトン|王道パターンなら存在感も絶大
王道のモノグラム・パターンは、それだけで大人のラグジュアリーを誇示。ストラップやブラック部分のカーフがさらに後押し。デジタルデバイスを収納できるサイズ感も魅力。
3.グッチ|これ見よがしとはいえ、嫌味にならない神バランス
60年代から続くGGスプリーム キャンバスをあしらったポーチは、中央のウェブ ストライプも相まって実にアイコニック。トラベルポーチとしても重宝する、使い勝手のよさも嬉しいポイント。
4.ベルルッティ|このスクリットとレザーが大人の渋さを引き出す
ひと目でそれとわかる、ヴェネチアレザーとスクリットを使用したポーチ。小脇に抱えられるサイズ感で、たっぷりのマチが自立を実現。グラデーションの渋みが大人の色気を醸しだす。
5.サンローラン|今どきにアップデートした、歴史あるロゴの最解釈
オートクチュール時代のロゴを再解釈してリリースした今季。ソフトなラムレザーにデボス加工であしらったシンプルデザインながらも、こなれ感ある仕上がりに。
6.ボッテガ・ヴェネタ|象徴的な意匠がさり気なく上品さを後押し
言わずと知れたイントレチャートが目を引くポーチ。取り外し可能なストラップ付きの2WAY仕様となっており、キャンバスライニングには、カード収納用のスリットも備えられている。
この記事はGOETHE 2024年2月号「総力特集:最上級主義 2024」に掲載。▶︎▶︎購入はこちら ▶︎▶︎特集のみ購入(¥499)はこちら