優れた目利きは、モノの良し悪しを本質で見極めるもの。日本を代表するスタイリスト・野口強が更新する、今年の6つの最上級。今回は、ブリオーニのタキシード。【特集 最上級主義2024】
上品な光沢を放ち、紺×黒の調和が息づく
フォーマルな場面に華を添えるタキシードは、本来ならオーダーで誂えるのが理想。ただそれには時間と予算が限られるのと、初心者は汎用性の高いベーシックなデザインを選びがち。グラマラスで艶のあるスタイルを狙うなら、プレタポルテのサイズを微調整するのも選択肢のひとつ、と野口氏は語る。
「ブリオーニならではのクオリティの高さや仕立てのよさはもちろんですが、他にはなかなかない深みのあるネイビーのボディというのがいい。スリムフィットでシルエットが美しく、黒の拝絹(はいけん)やくるみボタンとのコントラストも効いている。比翼仕立てのシャツとボウタイ、サイドストライプ入りのトラウザーズを黒で揃えて締めるスタイリングなら、上品な光沢を持つネイビーも、よりいっそう際立って見えます」
ちなみに、野口氏はタキシードが好きで何着か持っているものの、ダブルはまだ1着もないのだそう。「そのうちに似合うようになれば」とひと言。
問い合わせ
ブリオーニ クライアントサービス TEL:0120-200-185
この記事はGOETHE 2024年2月号「総力特集:最上級主義 2024」に掲載。▶︎▶︎購入はこちら ▶︎▶︎特集のみ購入(¥499)はこちら